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琉球王国の歴史をざっくり解説|三線と沖縄の歌の背景がわかる

こんにちは。
栗山新也沖縄三線教室の栗山です(*^^*)
沖縄の歌や三線の背景には、琉球王国の長い歴史があります。歴史を少し知っておくと、沖縄の歌がぐっと身近になります。
今回は、琉球王国の歴史を大きな流れでご紹介します。三線や沖縄の歌とのつながりにもふれていきますね。
この記事でわかること
- 琉球王国が生まれるまでの流れ
- 海外との交易で栄えた時代と、薩摩の侵攻
- 琉球王国が沖縄県になるまで
- 三線や沖縄の歌とのつながり
はじめに、全体の流れを図で見てみましょう。

王国が生まれるまで
いまの沖縄本島には、かつて各地を治める有力者たちがいました。やがて北山、中山、南山という三つの勢力にまとまっていきます。
大きなきっかけになったのが、中国との関係です。1372年に中国(明)と正式なつきあいが始まると、貿易で大きな富が入るようになり、王の力が強くなっていきました。
この三つの勢力をまとめたのが尚巴志(しょうはし)です。1429年に琉球王国が統一されたとされています。
海の交易で栄えた時代
当時の中国は、人々が自由に海外へ出ることを禁じていました。そのなかで琉球は中国との貿易を認められていたので、中国、日本、東南アジアの品物を運んで大きく栄えました。
三線が中国から伝わったのも、このころだといわれています。
16世紀に入ると、ほかの国の商人たちも海に進出してきて、琉球の貿易は少しずつ衰えていきました。
薩摩の侵攻のあとも続いた王国
1609年、薩摩の島津氏が琉球に攻め入り、琉球は敗れます。ここから琉球は薩摩の支配を受けるようになりました。
それでも王国は続き、中国とのつきあいも続きました。琉球は、中国と日本の両方に向き合いながら国を保っていきます。
この時代には、歌や踊りも大切な役割を持っていました。中国からの使者をもてなすために、舞台の芸能が発展していきます。お祝いの席で歌われる「かぎやで風節」も、そのもてなしの席で踊られた演目の一つでした。
王国の終わり、沖縄県へ
19世紀になると、王国の財政や村の暮らしが苦しくなり、外国の船も次々とやって来ます。1853年には、ペリーも琉球を訪れました。
日本で明治維新が起こると、琉球の立場は大きく変わります。1872年に琉球は明治政府から「琉球藩」とされました。そして1879年に沖縄県が置かれて、琉球王国の歴史は終わりを迎えました。
王府の舞台で演じられた歌や踊りは、一般の人々の目にふれるものではありませんでした。王国がなくなると、職を失った士族たちが芝居小屋で芸能を見せるようになり、そうした芸能が広く人々のものになって、各地の歌と混じり合っていきます。いま私たちが親しんでいる沖縄の歌は、こうした歴史の上にあります。
戦後の沖縄で生まれた歌の流れは、別の記事でご紹介しています。
歌の背景を知ると、三線がもっと楽しくなる
教室で、三線の音楽の背景にある琉球王国の歴史をお話しすると、皆さん興味を持って聞いてくださいます。
私が古典音楽を演奏すると、「どんな意味の歌なんですか」「どんな背景があるんですか」と質問してくださる方が多いです。
琉球の古典音楽は、王国の時代に士族を中心に受け継がれてきた音楽です。歌詞には、八・八・八・六の音でつくる「琉歌(りゅうか)」が使われます。琉歌には恋の歌、四季の歌、お祝いの歌、教訓の歌などがあり、内容はさまざまです。古典を学ぶと、当時の士族たちがどのような歌を詠み、歌っていたのかがよくわかります。
歌の背景を知ってから弾くと、同じ曲でも歌うときの気持ちが変わってきます。自分の三線と歌で演奏できるようになると、沖縄の音楽がもっと楽しくなりますよ。
よくある質問
- 琉球王国はいつからいつまでですか?
-
1429年に統一され、1879年に沖縄県が置かれるまでとされています。
- 琉球王国の中心はどこですか?
-
首里です。
- 三線はいつごろ伝わったのですか?
-
14〜15世紀ごろに中国から伝わったとされています。
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