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「唐船ドーイ」の歌詞の意味|カチャーシーの定番曲は何を歌っている?

こんにちは。
栗山新也沖縄三線教室の栗山です(*^^*)
沖縄の祝いの席の最後に、みんなで踊り出す一曲が「唐船ドーイ(とうしんドーイ)」です。聴いたことのある方も多いと思いますが、歌詞には何が歌われているのでしょう。
今回は、「唐船ドーイ」の歌詞の意味と、カチャーシーとの関係、歌の由来をご紹介します。
この記事でわかること
- 「唐船ドーイ」という言葉の意味
- 歌詞に歌われていること
- カチャーシーとの関係と、歌の由来
「唐船ドーイ」はどういう意味?
「唐船(とうしん)」は、中国へ渡った船のことです。「ドーイ」は呼びかけの言葉で、あわせて「唐船だぞー!」という呼び声になります。
唐船が出てくる歌詞は、こんな内容です。待ちかねた唐船が帰ってきたぞと呼びかけても、一目散に走っていかないのが、那覇の若狭町村に住む瀬名波のおじいさんだけだ、というのです。
「唐船ドーイ」は昔から歌い継がれてきた歌なので、歌詞は本や歌い手によってさまざまです。この記事では、参考にした本に載っている歌詞の内容をご紹介します。
船が帰ってくると町中が湧き立つなかで、一人だけゆったり構えているおじいさんの姿に、思わず笑ってしまいますよね。一説に、このおじいさんは元船乗りで、時間をはかって出迎えた人だったとも伝えられています。
歌詞を一首ずつ見てみましょう
歌詞には唐船の話のほかにも、さまざまな話題が出てきます。どの歌詞をどの順番で歌うかは、歌い手や場によってさまざまです。たとえば、こんな歌詞が歌われます。ここでは『島うた紀行』に載っている10首をご紹介します。
- 唐船だぞと呼びかけても、一目散に走っていかないのは若狭町村の瀬名波のおじいさんだけ
- 上で有名なのは漢那の祝女、下で有名なのは川平の山戸
- 畦(あぜ)をこえていく水は止められても、二十歳ごろのわき立つ気持ちは止められない
- ウスデーク(臼太鼓)の花は誰が先頭で咲くのか、娘たちが出て咲きましょう
- 世間で有名なのは首里の大村御殿の栴檀の木、那覇で有名なのは久茂地のガジュマル
- こうして遊ぶのも今月と来月のふた月、その後はどうしよう
- これまでは振られてばかりだったが、これからは俺が振ってやる
- 我々ほどの者が歌で負けてたまるか、三線をうんと弾いて歌をのせよう
- 遊びに行くが手拭いはどこだろう、中前の入口に下げてある
- 別れて行くが何を情けとして残そう、歌に声をかけること、それが情けだ
こうして並べると、人の噂に恋の話、遊びの話、歌くらべの話と、宴席のにぎやかな話題が並んでいます。別れるときに残すものは歌だ、という歌詞もあります。
カチャーシーとの関係
カチャーシーは、自由に踊り歌うことを指す言葉です。「かき混ぜる」という意味の「カチャースン」から来ています。「唐船ドーイ」は、そのカチャーシーで弾かれる代表的な曲です。
カチャーシーという呼び名が広まったのは比較的新しいようで、古い呼び名は「モーヤー」「サーサーモーイ」だったといいます。
歌の由来には二つの話があります
一つは、琉球が中国と交易していた時代にできた歌だという話です。交易の要である唐船の帰港は、人々にとって胸の高鳴る出来事だったのでしょう。
もう一つは、地方の祭り歌からつながっているという話です。「唐船ドーイ」は古くは「あぶしぐい(畦越い)」と呼ばれ、「綱引歌」「漢那節」とも言いました。沖永良部や奄美、伊是名島、竹富島にも同じ系統の歌があり、もとは稲の収穫に感謝する豊年祭の歌だったそうです。古老の話では、昔は今ほど速くありませんでした。歌遊びに三線が加わって早弾きを競ううちに、今の速さになったのではないかと考えられています。
教室でも人気の曲です
「唐船ドーイ」は、教室でも憧れの曲です。この曲を弾いてみたいという方が多く、おさらい会や外での演奏会で弾くと、とても盛り上がります。
弾けるようになるまでの道のりは、「唐船ドーイを三線で弾きたい!憧れの早弾き曲に挑むための練習ポイント」でご紹介しています。
よくある質問
- 「唐船ドーイ」の読み方は?
-
「とうしんどーい」と読みます。
- カチャーシーと唐船ドーイは同じものですか?
-
カチャーシーは踊りや場のことで、「唐船ドーイ」はそこで弾かれる曲の一つです。
- 唐船はどこの船ですか?
-
歌詞の唐船は中国へ渡った船のことです。歌の舞台は那覇の若狭です。
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