こんにちは。
三線教室の栗山です(*^^*)
この記事では、沖縄の伝統楽器である三線について、その歴史や特徴をご紹介し、あわせて近畿地方で体験できる場所をご紹介します。
沖縄の楽器「三線」とは?歴史や特徴は?
三線は沖縄の楽器ということで、それ以外の地域に住む方にとってはあまり馴染みのないものかもしれません。
しかし実は日本の音楽文化と密接にかかわりがある楽器なのです。
その話も交えながら、三線の歴史と特徴を順を追って解説していきます。
三線の歴史
三線の歴史は中国にさかのぼります。
中国で生まれた「三弦(サンシェン)」という弦楽器が、当時はまだ琉球王国だった沖縄に伝わり、15世紀以降独自の発展をとげて沖縄独自の「三線」が確立していきました。
ちなみに、似たような音色をもつ日本の伝統楽器として「三味線」がありますよね。
この楽器は16世紀後半に、琉球王国から日本本土にに三線が持ち込まれ、それがルーツとなったと考えられています。
いわれてみれば形が似ていますし、三本の弦を張るということも共通しています。
このように、三線は日本の伝統音楽とも重要なつながりがある楽器なのです。
※三線(さんしん)の歴史とルーツを紹介│沖縄にいつごろ伝わった?
三線の特徴
私たちのよく知る三味線の原型となった三線ですが、三味線とは比較してみると違いがあります。
まず一目見てわかるのが大きさの違いです。
三味線は全長が1m近くありますが、三線はそれよりひと回り小さく、70cm〜80cmほどです。
重さは、三味線が最大3kgほどであるのに対し、三線は1kg程度なので、女性や子供にも扱いやすいでしょう。
胴の部分に使われている皮の種類が違うことも特徴のひとつです。
伝統的な三味線は猫の皮が使われており、最近では犬の皮や合皮でできたものもありますが、三線の場合は蛇の皮でできています。
そのほかにも弦の弾き方や演奏スタイルなどにいくつか違いが見られます。
※沖縄三線にはなぜ蛇(ニシキヘビ)の皮が張られている?│蛇皮が使用され続けた理由を解説
これからの三線
三線は近年、ポピュラー音楽に取り入れられるなど、現代の音楽と融合しながら伝統が受け継がれています。
代表的な曲として、THE BOOMの「島唄」のヒットが記憶にある方も多いのではないでしょうか。
他にも「島人ぬ宝」や「涙そうそう」など、三線が使用されているヒット曲は数多くありますよね。
楽器自体にも工夫が凝らされるようになり、アンプに通して音を増幅できる「エレキ三線」が作られたり、三線とウクレレを融合した「サンレレ」という楽器が開発されるなど、さまざまな試みが行われています。
※沖縄の楽器「三線」を使ったJ-Popにはどのようなものがある?
沖縄の楽器「三線」はどこで体験できる?
ここまで、三線の歴史や特徴を解説してきました。
読み進めるうちに、三線に興味を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、ピアノやギターといった一般的な楽器と違い、どこで習うことができるのか分かりませんよね。
そこで、三線を体験できる場所についてご紹介します。
沖縄観光で体験プログラムに申し込む
まず、沖縄観光の際に体験プログラムに申し込む方法があります。
沖縄には、三線が体験できる専門店が各地にあります。
こういった場所では、観光客向けの三線の講座なども開催しているので、旅行中の限られた時間でも手軽に三線の演奏を体験できるでしょう。
簡単なメロディなら初めての方でも弾きやすいですし、沖縄の景色を眺めながら三線を演奏すれば、気分も盛り上がりそうですね。
三線に興味がある方は、沖縄観光の機会があればぜひ演奏体験をしてみてください。
きっと、沖縄の良い思い出になるでしょう。
近くの三線教室で体験する
沖縄まで行く機会があまりないという方や、1日だけでなく継続して習いたいという方は、お近くの三線教室に問い合わせてみるのがおすすめです。
インターネットで検索してみると、沖縄以外の地域にも三線教室があり、HPなどで各教室の雰囲気も確認できます。
沖縄の文化を身近な場所で体験してみたいという方は、趣味や習い事のひとつとして、三線の演奏に挑戦してみませんか。
近畿地方で三線を体験するなら「栗山新也 沖縄三線教室」
「栗山新也 沖縄三線教室」は、近畿地方で本格的に三線を学べる教室です。
教室は京都と鈴鹿にあるので、大阪・滋賀・奈良など、近畿地方全域から通っていただけます。
やさしく楽しい、丁寧なレッスンを重視しているので、楽器の演奏経験がないという方や、三線に触ったことがないという方も気軽に始められます。
沖縄の伝統楽器、三線の演奏に興味がある方は、ぜひお気軽に体験レッスンへお越しください。
心よりお待ちしています。
●体験レッスン日程
京都教室:毎月第2・4日曜日の10:00~11:00
鈴鹿教室:毎月第1・3土曜日の13:00~14:00
●料金:2,500円(三線レンタル無料)
●会場
京都教室:スタジオ・ハブ(京都市東山区大和大路通三条東入若松町399)
鈴鹿教室:SRKビル1Fスペース(三重県鈴鹿市津賀町648番地1)
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