三線の暗譜(あんぷ)とは?初心者でもできる覚え方のコツ
こんにちは!
三線教室の栗山です(*^^*)
先日、生徒さんから「暗譜(あんぷ)って、なんですか?」と質問されて、はっとしました。
なぜかというと、音楽を習っていると当たり前のように使う「暗譜」という言葉が、実は音楽の専門用語だったことに気づいたからです。
暗譜の基本
では、暗譜とは具体的に何でしょうか。
端的に言えば、「楽譜を見ないで演奏できるように、曲を覚えること」を指します。
この暗譜という技術は、ピアノや三線など、あらゆる楽器の演奏において重要な要素となっています。
三線における暗譜の重要性
特に三線演奏における暗譜の重要性について、詳しくお話ししたいと思います。
まず第一に、暗譜することで曲を分のものにすることができ、レパートリーを確実に増やすことができます。
さらに重要なのは、楽譜から目を離すことができるようになれば、演奏表現の幅が大きく広がることです。
例えば、舞踊の伴奏で立方(踊り手)を見ながら合わせたり、聴衆との一体感を感じながら演奏したりすることが可能になります。
歌詞で区切って覚えるテクニック
沖縄の古典音楽には「八・八・八・六」という基本的な歌詞の構成があります。
この特徴を活かした覚え方をご紹介します。
実践例:かぎやで風節(かじゃでぃふうぶし)の場合
- 「今日ぬ誇らしゃや」(八音)
- 「何にぢゃなたてぃる」(八音)
- 「蕾でぃうる花ぬ」(八音)
- 「露ちゃたぐとぅ」(六音)
このように区切って、一つずつ確実に覚えていきます。
このテクニックの3つのメリット
- 短い区切りで覚えるので負担が少ない
- 曲の構成が理解しやすい
- 他の曲の習得にも応用できる
覚えるコツのポイント
・歌詞のまとまりを意識する
・同じ旋律のパターンを見つける
・全体の流れを把握する
暗譜のよくある悩みQ&A
Q: 年齢的に暗譜は無理では?
A: 年齢よりもコツをつかむかがカギを握ります。当教室では60代の生徒さんも楽しく暗譜に取り組まれており、むしろこれまでの音楽経験や人生経験を活かすことができますよ。
Q: 仕事が忙しくて練習時間が取れません
A: 通勤時間に課題曲を聞いたり、お昼休みに歌詞を読んでみたりと、隙間時間を活用するのがポイントです。毎日少しずつでも続けることで、着実に上達していきます。
まとめ
このように、暗譜は決して特別な才能がなくてもできるようになります。
暗譜上達のポイントは、歌詞のまとまりを意識し、小さな目標を立てて、継続的に取り組むことです。
一度に完璧を目指すのではなく、少しずつ確実に覚えていくことで、必ず上達への道が開けます。
ぜひ、今回ご紹介したテクニックを活かして、楽しみながら三線の練習に取り組んでみてくださいね。
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