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沖縄音楽の話 2020.11.29

三線についての質問にお答えします~製作、普及、選び方のコツ~

 

 

こんにちは♪

 

最近、生徒さんから三線を注文したいというお声をよくいただきます!!(^^♪

 

演奏の上達とともに良い楽器が欲しくなりますよね。楽器についてよく知り、良い楽器に巡り合うことは音楽をやる上で大切な要素の一つです。

 

そこで今回のブログでは、三線製作の状況やその普及、さらに三線の選び方のコツについてのよくあるご質問についてお答えしたいと思います!

 

(以前掲載した記事を読みやすくまとめました)

 

どうやって作っているの?

 

現在沖縄で製作されている三線の多くは、三線職人さんが工房で一丁ずつ手作りしています。

 

従来、棹にはリュウキュウコクタン(クルチ)という木が使用され、とくに八重山産のものが珍重されてきましたが、現在はあまり出回っておらず、フィリピンなど海外産のコクタンやイスノキ(ユシギ)等で作られたものが多くなっています。

 

値段は三線職人さんや販売店が、棹に使用される木材の材質、蛇皮の張り方などに応じて決めています。

 

三線店には完成した三線がいくつか並べてありますが、型、棹の太さ、胴の張りの強さなどの好みを職人に直接伝えてオーダーメイドの形で製作されることがほとんどです。

 

また手が細かい大工さんや三線の演奏者のなかに三線作りを趣味にする方もいて、自分や友人のために作ったり友人の三線を直したりする「素人作り」の領域がひろがっています。

 

趣味の領域から本業になっていった方や三線店としては看板を出さなくともその技が周囲から支持されている方もいます。

 

どれくらい出回っているの?

 

2003年に沖縄県が行った調査によると、県内の三軒に一軒が三線を所有(北部地方・離島地域では二軒に一軒が所有)しているという結果がでていて、県内だけで30万丁が出回っているのではないか、と推察されています。

年間何丁ぐらい作られているの?

 

那覇商工会議所が2006年度に発行した報告書によれば、年間に販売される三線は約4万丁、販売高は約12億円と推計されています。

 

年間に販売されている約4万丁のうち約1万丁が県内産、そして約3万丁を占めるとされているのが海外製の三線です。海外製の三線は現在ベトナムで作られています。

 

昔作られた三線はどうなっているの?

 

琉球王府時代に製作された名器中の名器は「開鐘(けーじょー)」と呼ばれ、博物館や大学などで保管されています。

 

琉球王府時代や明治期から昭和初期にかけて製作された三線は、楽器として演奏されるよりも骨董品のように扱われることが多く、個人宅等で大切に保管されています。

 

古い三線は、来歴、製作年代、棹の形状の美しさ等が価値判断の基準になっています。家宝として継承されたり、個人間での売買、交換、無償の譲渡等によって人から人へと継承されています。

 

三線の選び方のコツは?

 

職人さんと「良い音」を共有する

 

私が三線を選ぶときに大切にしているのは、

 

三線を作ってくださる職人さんがどのようなジャンルの三線音楽に携わっているか

 

ということです(あくまでも私個人の考えです)。

 

三線の音色の好みは、個人によってだけなく、古典音楽、民謡、八重山民謡などジャンルによって大きく異なります。

 

ですから、例えば古典音楽をやろうと思うならば、古典音楽の演奏に携わっている職人さんに依頼すると理想の音色が伝わりやすいのではないでしょうか。

 

「良い音」を職人さんと共有したうえで製作するのがおすすめです。

 

 

自分に合った三線を見つける

 

こんどは職人さんにたずねてみると

自分に合った三線

が最も良い三線だということでした。

 

たとえば高音が得意な方は高音の響きが良い三線を使う、といったように、自分の声との相性を考えて選ぶとよいとのことでした。

 

体格に合わせて、棹の太さや型の選定を行うという話もよく聞かれました。

 

三線は歌の伴奏楽器。歌い手の体と一心同体なので自分との相性が大切なんですね!

 

 

師匠と一緒に

 

師匠に選んでもらうのもおすすめです。

 

師匠は自分の演奏のことを一番知っていますし、その音楽を演奏するのにどんな音色がふさわしいのかよく知っていると思います。

 

師匠に選んでもらった三線を大切にしている(私もそうですが)という話は多くの演奏者から聞かれました。

 

師匠との思い出が三線に刻み込まれるわけです(^^)/

 

 

棹の形状を愛でる

 

さいごに少し余談です。

 

これまで演奏家の方に所有している三線についてのお話をたくさんうかがってきました。

 

そのさい「ジョートー(とても良い)三線だよ」といってお気に入りの三線を見せていただくわけですが、その「ジョートー」が何を意味しているのか。

 

それが話を集めていく中でだんだんとわかってきました。

 

良い三線の条件として、三線の棹の材質のよさと形状美が挙げられることが多いのです。

 

三線の価値をはかるとき、まずもって棹が重要視されます。

 

良い用材を使って美しい形状をしたものが好まれるのですが、その美しさを判断するには三線をたくさん見て目を養う必要があるようです。

 

三線は弾くだけではなくて、見るという楽しみかたもあるんですね。

 

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