こんにちは。
三線教室の栗山です(*^^*)
三線演奏の表現力を高めるためには様々な技法を学ぶことが大切です。
なかでも「打音」と「打抜音」は、三線演奏に欠かせない重要な技法です。
そこで今回は、打音と打抜音の違いを詳しく解説します。
それぞれの技法の特徴や、演奏する際のコツを丁寧にお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
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打音とは?
打音は、三線の絃を左手の指で打つことで、かすかな音を出す奏法です。
下記のように「丶」の記号で表します。
打音を美しく奏でるためのコツは以下の通りです。
①次の音につなげるように意識する
打音を次の音へとつなげるように意識することが大切です。
音と音の間に無音の空白を作らないようにするため、打った後、指はすぐ離さず音を伸ばしましょう。
②弦を押さえるのではなく、打つようにして音を出す
打音を出す際は、絃を押さえるのではなく、あくまでも打つようにして音を出します。
指で弦を軽く叩くイメージで演奏することで、三線特有の柔らかな音色を表現できます。
③大きな音を出そうとしない
打音は、かすかに響く繊細な音です。
力を入れすぎて大きな音を出そうとすると、かえって雑な印象を与えてしまいます。
繊細な音色を生み出すための技法ですので、柔らかい音色を目指して練習してみましょう。
打抜音とは?
次に打抜音について解説します。
打抜音は、左手の指で弦を軽くたたくようにして、素早く指を離すことで余韻を残す奏法です。
打音とは異なり、指を弦に乗せた直後に素早く離すことが重要なポイントです。
下記のように「丶」の白抜きの記号で表します。
打抜音を美しく奏でるコツは以下の通りです。
弦に指を乗せた直後に、素早く指を離す
打抜音を出すには、絃を打った直後に素早く指を離すことが重要です。一瞬で指を離すことで、キレのある音色を生み出すことができます。
一つ前の音の指を早く離さない
打抜音をすばやく打って指を離すとき、一つ前の音を同時に離さないようにしましょう。
例えば、上記のように「上→中(打抜音)」と弾くとき、「上」の指を離さないように気を付けましょう。
打つ場所に注意する
上記のように「上→中(打抜音)」と弾く場合、人差し指のすぐ下あたりを中指で打ちます。
先生の手本をよく見て打つ位置を確認しましょう。
打抜音を演奏するときは、指を離すタイミングを意識しながら、余韻を残すように心がけてくださいね!
まとめ:打音と打抜音を巧みに使い分けて、三線演奏の表現力を高めよう
打音と打抜音は、三線の演奏に欠かせない技法です。
それぞれの特徴をまとめてみますね。
打音:
・絃を指で軽く打ち付けて、繊細な音色を生み出す
・次の音につなげるように意識し、柔らかな音を目指す
打抜音:
・絃に指を乗せた直後に素早く離す
・一つ前の音の指を早く離さず、適切な位置で絃を打つ
この2つの技法を使い分けて、繊細な表現ができるように練習しましょう。
まずは具体的な課題曲をもとに、少しずつ技を磨いていくことをおすすめします。
打音と打抜音、それぞれの違いを理解し、使い分けることで、三線の表現の幅を広げていってくださいね!
以上、今回のブログでは、、打音と打抜音の違いを解説しました。
このブログが皆さんの三線ライフのお役に立てたら嬉しいです(*^^*)
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