三線を始める人へ|まず知っておきたい5つの基本用語

こんにちは。

栗山新也沖縄三線教室の栗山です(*^^*)

沖縄観光やテレビなどで沖縄三線を目にして、その存在は知っていても、実際に手に取って演奏したことがある方は少ないのではないでしょうか。

三線の音を聞くと沖縄気分に浸れますし、とても心地よいものですが、自分が演奏するとなると難しそうですよね。

それでも最近は、趣味として沖縄三線を始める方が増えています。このブログをご覧になっている方の中にも、これから三線を始めたいと考えていらっしゃる方がいると思います。

そこで今回は、沖縄三線を始める前に知っておきたいキーワードを5つご紹介します。

目次

1. 琉歌(りゅうか)

沖縄三線の歌詞の大半は、八・八・八・六音の三十音からなる定型の短歌になっています。

たとえば有名な「てぃんさぐぬ花」を見てみましょう。

てぃんさぐぬ花や
爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆしぐとぅや
肝(ちむ)に染みり

<意味>ホウセンカの花は爪先に染めましょう。親の教えは心に染めましょう。

歌詞の音数を数えてみると、「てぃんさぐぬ花や」が8音、「爪先に染みてぃ」が8音、「親ぬゆしぐとぅや」が8音、「肝に染みり」が6音。八・八・八・六になっていますね。

これを、七・五調の和歌に対して「琉歌」(りゅうか)と呼んでいます。

三線の音色を楽しむだけでなく、琉歌に込められた意味を理解することで、沖縄の人々が継承してきた思いや感性を学ぶことができます。また同じ曲でも歌詞を変えて歌うことで、曲想の変化を楽しむことができますので、ぜひチャレンジしてみてください。

2. 調弦(ちょうげん)

調弦とは、沖縄三線の弦の音を調律(チューニング)することです。沖縄方言では「チンダミ」といいます。

最も基本的な調弦法である「本調子」は、女弦(ミーヂル。三つの弦のなかで一番細い弦)をC(ド)に合わせた場合、中弦(ナカヂル)がF(ファ)、男弦(ウーヂル。太い弦)がC(ド)となります。

調子笛やチューナーなどの道具を使い、三線のカラクイ(糸巻き)を動かしながら音を合わせていくのですが、これがなかなか難しく、三線を始めた方の最初の難関になります。

レッスンや自宅で練習を積み重ねて、少しずつ耳で感覚をつかんで慣れていくことが大切ですね。

3. 勘所(かんどころ)

左手の指先で弦を押さえて、音の高さを定める場所のことを「勘所」といいます。

三線の勘所

沖縄三線にはギターのようなフレットがなく、左手の感覚と耳をたよりに勘所の位置をつかんでいくことになります。

最初は覚えるのにとても苦労しますが、練習を積み重ねる中で徐々に身についていきますよ。

押さえる場所と名前が一致するようになったら、押さえるときの左手の形にも注意すると、より良い演奏ができるようになります。レッスンで先生の手をよく見て、押さえ方を身につけていきましょう。

4. 工工四(くんくんしー)

沖縄三線で使用する楽譜のことを工工四といいます。

工工四の譜面

工工四には「ドレミ」のように実際の音の高さが書かれているのではなく、左手で押さえる位置、つまり勘所の名称が書かれています。

そのほか、奏法(弱く弾く、左手で打つなど)、歌詞の位置、歌い始める位置や歌を切る位置(声出し・声切り)などを、升目にそって記した楽譜になっています。

勘所を学んだら、次は工工四の読み方を正しく理解して、譜面に添って音楽を紡いでみましょう。

5. 歌持ち(うたむち)

沖縄三線の曲には器楽曲が少なく、ほとんどが歌を伴います。歌の前後には三線だけで奏する前奏、間奏、後奏があり、これを歌持ちと呼んでいます。

前奏は「前歌持ち」、間奏は「中歌持ち」、後奏は「後歌持ち」などと呼び、単に「歌持ち」とだけ言う場合には前奏のことを指します。

歌持ちの仕上がり、とくにテンポや弾き方は、曲全体の仕上がりを大きく左右します。たとえば軽快なテンポの曲なのに、歌持ちがゆっくりだったり、リズムがガタガタだったりしたら、スムーズに歌に入っていけないですよね。

曲想をよく理解して、その曲に適した歌持ちの弾き方を学びましょう。

まとめ

今回は、沖縄三線について知っておきたいキーワードを5つご紹介しました。皆さんの三線ライフにお役立ていただけたら嬉しいです。

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