三線の調弦(チューニング)早見表|本調子・二揚げ・三下げが一目でわかる

目次

はじめに

こんにちは。

三線教室の栗山です(*^^*)

三線を始めたばかりの方から、調弦についてこんなお悩みをよくお聞きします。

「自分の声に合わせて調弦の高さを変えたいけど、どの弦を何の音にすればいいの?」

例えば、いつもは女絃をC(ド)に合わせているけど、今日は少し低めのB(シ)で弾きたい。

そんなとき、女絃がBなら中絃と男絃はそれぞれ何の音になるのか、すぐには分からないですよね。

そこで今回は、調弦で困っている方のために「調弦早見表」をご紹介します。

この表があれば、どの高さでも、どの調子でも、各弦を何の音に合わせればいいかがひと目で分かりますよ!


調弦早見表とは?

調弦早見表は、三線の3本の弦をそれぞれ何の音に合わせればいいかを一覧にしたものです。

三線には「本調子」「二揚げ」「三下げ」といった調子(チューニングの種類)があり、演奏する曲によって使い分けます。

ただ、調子を変えるときにちょっと困ることがあります。

例えば「二揚げは中絃を一音上げる」と言われても、「じゃあ何の音に上げればいいの?」となりますよね。

元の音がF(ファ)なら一音上げてG(ソ)…と、すぐにはわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで便利なのが、この調弦早見表です。

理論が分からなくても、表を見れば「この調子のときは、この音に合わせればいい」とひと目で分かるようになっています。


アルファベットは音の名前

早見表を見ると、CやD、Fといったアルファベットが並んでいますね。

見慣れないかもしれませんが、これはドレミをアルファベットで表した「音名」です。

以下、ドレミに直してみますね。

C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ。

最初は慣れないかもしれませんが、チューナーの画面にもこのアルファベットが表示されます。

ちなみに「C#」「F#」のように#(シャープ)が付いているものは、半音上げた音のことです。


早見表の構成を理解しよう

早見表の構成を見てみましょう。

表の横軸には「本調子」「二揚げ」「三下げ」という3つの調子が並んでいます。

それぞれの調子ごとに、1弦(男絃)・2弦(中絃)・3弦(女絃)の音が書かれています。

表の縦軸には「調子笛」の番号が並んでいます。

この数字は音の高さを表していて、1が最も低く、6が最も高くなります。


調子笛の番号について

「調子笛って何?」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

調子笛は、三線の調弦に使う小さな笛のことです。

調弦の時に、この調子笛を使って基準音を出し、女弦の音程を合わせます。

一般的には、男性は3〜4番、女性は1〜2番あたりを使うことが多いですが、これはあくまで目安です。

ご自身が歌いやすい高さを選んでください。

最近はチューナーやスマホのチューナーアプリを使う方も増えています。

その場合も、この早見表の音名を見ながら合わせることができます。


本調子・二揚げ・三下げとは?

早見表には「本調子」「二揚げ」「三下げ」と3つの調子が載っています。

それぞれどう違うのか、説明しますね。

本調子(ほんちょうし)

本調子は、三線の最も基本的な調子です。

男絃と女絃が同じ音(オクターブ違い)で、中絃がその間の音になります。

調子笛4番で合わせる場合、男絃がC(ド)、中絃がF(ファ)、女絃がC(ド)です。

二揚げ(にあげ)

二揚げは、本調子から「中絃を一音上げた」調子です。

「二」は2弦、つまり中絃のこと、「揚げ」は音を上げるという意味。

つまり「二弦を上げる」から「二揚げ」という名前なんですね。

調子笛4番の場合、本調子では中絃がF(ファ)ですが、二揚げではG(ソ)に上がります。

三下げ(さんさげ)

三下げは、本調子から「女絃を一音下げた」調子です。

「三」は3弦、「下げ」は音を下げるという意味。

つまり「3弦を下げる」から「三下げ」という名前です。

調子笛4番の場合、本調子では女絃がC(ド)、三下げではA#(ラ#)に下がります。


早見表の使い方

実際に早見表を使って調弦してみましょう。

まず、演奏したい曲の調子を確認します。工工四(くんくんしー)のタイトルの下に「本調子」「二揚げ」などと書かれていることが多いです。

次に、自分の歌いやすい高さ(調子笛の番号)を決めます。

そして、早見表でその調子・その番号の欄を見て、各弦の音を確認します。

例えば「本調子・調子笛4番」なら、早見表の本調子の列と4の行が交わるところを見ます。

男絃C、中絃F、女絃Cと分かりますね。

あとは、チューナーを見ながら、この音に各弦を合わせていくだけです。


早見表とチューナーの併用がおすすめ

調弦に慣れないうちは、早見表とチューナー(またはチューナーアプリ)を併用するのがおすすめです。

早見表で「何の音に合わせればいいか」を確認して、チューナーで「今の音が合っているか」を確認する。

この2つを組み合わせることで、確実に調弦できるようになります。

慣れてくると、早見表を見なくても調弦できるようになりますよ。


おわりに

調弦に不安がある時期は、この早見表がとても役に立ちます。

「あれ、この調子のときは何の音だっけ?」と迷ったら、この表を見ながら調弦してみてください。

何度も繰り返すうちに、3本の弦の音の関係を自然と覚えていきます。

頭で音名を覚えるだけでなく、耳でも覚えていくんですね。

そうなれば、表を見なくてもサッと調弦できるようになりますよ。

ぜひ手元に置いて、活用していただければ嬉しいです(*^^*)

よくある調弦のトラブルと対処法

調弦で「合っているはずなのに何か変…」と感じたことはありませんか?

初心者の方がよくつまずくポイントと、その対処法をまとめました。

チューナーの表示が合っているのに音が変に聞こえる

チューナーで合わせたはずなのに、弾いてみると音が変に聞こえる場合は、オクターブ違いの可能性があります。

例えば、女絃をCに合わせたつもりが、1オクターブ低いCになっていたというケースです。

チューナーのアルファベットだけでなく、音の高さ(Hz表示や数字)も確認してみてください。

チューナーの表示が安定しない

弦を弾いた直後は音が安定しません。弦を弾いて少し待ち、音が落ち着いたところで表示を読むのがコツです。

また、周りの音や振動を拾ってしまうこともあるので、できるだけ静かな場所で調弦しましょう。

合わせたはずなのにすぐ音がズレる

調弦してもすぐに音が下がってしまう場合は、カラクイ(糸巻き)がゆるんでいる可能性があります。

カラクイは押し込みながら回すのがポイントです。軽く回すだけでは固定されず、すぐに戻ってしまいます。

それでも滑る場合は、カラクイ自体の交換や調整が必要かもしれません。


調弦に不安がある方へ——体験レッスン受付中

「調弦がうまくいかない」「一人で練習していて、合っているか不安」——そんなときは、教室で直接コツをつかむのが近道です。早見表やチューナーの使い方も、その場で丁寧にお教えします。

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