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沖縄三線(さんしん)の始め方は?楽器初心者にもおすすめの理由を紹介

沖縄の歴史と文化に育まれた伝統楽器「三線(さんしん)」。
最近ではコロナ禍で増えた“おうち時間”を使って始める人が急増し、注目が集まっています。
そこで今回のブログでは、三線を始めるために必要な準備や練習方法などをご紹介します。
楽器初心者からでも三線は始めやすいため、何か楽器を始めたいと感じている方はぜひ参考にしてみてください。
楽器初心者からでも三線は始めやすいため、何か楽器を始めたいと感じている方はぜひ参考にしてみてください。
三線の特徴とは?

三線は沖縄の楽器だということを知っている方は多いでしょう。
しかし三線の特徴についてご存じの方は少ないのではないでしょうか。
そこでまず三線の特徴について簡単にご紹介したいと思います。
三線(さんしん)とは、その名の通り3本の弦を張った弦楽器で、中国の「三弦(サンシェン)」という楽器がルーツだといわれています。

胴には蛇(ニシキヘビ)の皮が使用されています(日本の伝統楽器・三味線は胴に猫や犬の皮を使用します)。

一般的には右手にバチを付けて弾きますが、ジャンルによってはピックや爪などで弾くこともあります。

三線だけで演奏する独奏曲はきわめて稀で、ほとんどが歌を伴い、弾き歌いの形で演奏します。
沖縄音楽の中で三線は、歌を支える伴奏楽器としての役割をもっています。
楽器初心者でも三線が始めやすい理由
今まで楽器をほとんど演奏したことがない人でも三線は始めやすい楽器のひとつだと思います。
その理由を3つご紹介したいと思います。
①弦は3本で単音での演奏が多い
同じ弦楽器のギターには6本の弦が張られていて、複数の弦を決まった位置で同時に押さえて鳴らすコード弾きのように、複数の弦を弾く奏法があります。
これに対して三線は、一弦ずつ単音で弾くことが多いのが特徴です。
他の楽器を始めてみたけれど難しくて諦めてしまった経験がある方は、一度三線に挑戦してみてはいかがでしょうか。
②楽器自体が小さく持ち運びしやすい
楽器を始めようとすると、どうしても置き場所や持ち運びに困ることがあります。
しかし三線はおよそ80cm、1.3kg前後と小さく軽いのが特徴です。
家のちょっとしたスペースに置けますし、三線教室に行くときでも持ち運びしやすい大きさです。
③楽譜が読みやすい
五線譜の楽譜やコードなどを読むのは難しいと感じている方もいらっしゃるでしょう。
三線は独自の「工工四(くんくんしー)」と呼ばれる縦書きで漢字を用いた楽譜を使用します。

全て漢字で表記されているため一見難しそうにも見えますが、一度読みなれると五線譜よりも簡単に読むことができます。

三線初心者が最初にそろえるべき小物一覧
三線をこれから始める方の多くが、「三線以外に何を準備すればいいの?」と迷われます。最初に何をそろえるべきか分かりにくいですよね。
ここでは、三線初心者が最初に準備しておきたい必要なものを一覧でご紹介します。
最初にすべてを完璧にそろえる必要はありませんが、以下の5つがあれば、自宅練習や教室通いで困ることはほとんどありません。
- 三線ケース:ソフトケースは軽く、持ち運びがしやすいです。セミハードは収納力が高くおすすめ。
- バチ(爪):音色に影響し、曲ごとに使い分けると便利。
- ウマ(駒):弦を支える重要なパーツです。予備もあると安心。
- 交換用弦:消耗品なので常備しておきたい。
- チューナー/調子笛:調弦の方法。初心者は両方に慣れておくと上達が早い。
三線ケースの選び方|ソフト・セミハード・ハードの違い
三線ケースは、楽器を安全に保管・持ち運びするために欠かせない小物です。
三線を始める初心者の方ほど、「どのケースを選べばいいのか」で迷われることが多いでしょう。
三線ケースには、大きく分けて「ソフトケース」「セミハードケース」「ハードケース」の3種類があります。
ソフトケースは軽量で価格も比較的安く、気軽に持ち運べるのが特徴です。自宅練習が中心で、移動距離が短い方には十分な選択肢といえます。ただし、強い衝撃から守る力はそれほど高くありません。
セミハードケースは、外側がしっかりしており、内部にクッション性もあるため、三線を安心して持ち運ぶことができます。重さと保護性能のバランスが良く、初心者には最もおすすめされるタイプです。教室への持ち運びや公共交通機関での移動にも向いています。
ハードケースは最も保護性能が高く、長距離移動や車での移動が多い方、飛行機などで持ち運ぶ可能性がある方に適しています。その分、重量があり価格も高めになります。
これから三線を始める方であれば、まずは用途を考えましょう。
私は普段セミハードケースを使用していますが、やや重さがあるため、用途に応じてソフトケースと使い分けています。
ご自身の移動スタイルに合わせて、いろいろ試してみるのもおすすめです。
バチ(爪)の種類と選び方
バチ(爪)は、三線の音を直接生み出す大切な道具です。音色や弾きやすさに大きく影響します。
バチにはさまざまな素材があります。水牛製、黒檀(こくたん)製、アクリル製、プラスチック製のなどがあり、素材や厚み、形によって、音の響きが異なります。
初心者の方は、まず手になじむものを選びましょう。そのうえで、自分が演奏したいジャンルに合った音が出る素材かどうかも意識すると、より満足のいく一本に出会えます。
古典音楽なのか、民謡なのか、ポップスなのかによっても、求める音の響きは変わります。どれを選んでよいかわからない場合は、三線店で相談してみるのがおすすめです。
重さも重要です。重すぎると手首に負担がかかるため、長時間演奏しても疲れにくいものを選びましょう。
指穴の大きさは、自分の手に合わせて調整しましょう。きつすぎても緩すぎても弾きにくくなります。できるだけ店舗で直接購入し、職人さんに調整してもらうと安心です。
私はこれまでいくつかのバチを試してきましたが、演奏する曲や会場の環境によって使い分けることもあります。
最初から高価なものを選ぶ必要はありませんが、自分の手に合うかどうかは大切なポイントです。
可能であれば三線店で実際に持ってみて、相性を確かめてみてください。
ウマ(駒)は予備を用意しておくと安心
ウマ(駒)は、三線の弦を支える小さなパーツです。
ウマの素材には、竹製やプラスチック製、黒檀製などがあります。素材や高さによって、音の響き方が変わるので、実際に使ってみて、自分に合ったものを選びましょう。
初心者の方は、まずは三線に付属しているウマで十分です。ただし、演奏中に割れたり、紛失してしまったりすることもあります。ウマは小さく軽いため、予備をひとつ持っておくと安心です。
また、ウマの位置が少し変わるだけでも音程が微妙に変化することがあります。三線の音がおかしいなと感じたときは、ウマの位置を確認してみるのも大切です。

交換用弦は必ず用意しておきたい消耗品
三線の弦は消耗品です。見た目には丈夫そうに見えますが、張り具合、経年劣化などによって突然切れることがあります。
特に張り替えたばかりの弦や、乾燥した季節には切れやすいことがあります。練習中や本番前に弦が切れてしまうと、演奏に支障が出てしまいます。
そのため、交換用の弦を1セット常備しておくと安心です。三線の弦は比較的手頃な価格で購入できますし、ケースのポケットに入れておけば持ち運びも簡単です。
弦が古くなると、音の響きが悪くなります。音がくすんできたと感じたら、切れていなくても早めに交換しておくと良いでしょう。
チューナー/調子笛の違い
三線は演奏を始める前に、必ず調弦(チューニング)を行います。
そのため、チューナーまたは調子笛は、三線初心者にとって欠かせない小物です。
チューナーは、音程を視覚的に確認できるため、初心者でも使いやすいのが特徴です。表示を見ながら音を合わせられるので、調弦に慣れていない方でも安心して使うことができます。
一方、調子笛は音を耳で聴いて合わせるための道具です。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、使い続けることで自然と音を聴き分ける力が身についてきます。三線の世界では、耳で音を捉える感覚を大切にする場面も多く、調子笛はその基礎を育ててくれます。

どちらもチャレンジしてみて、どちらでも調弦できるようにするのがおすすめです。
私は普段、状況に応じてチューナーと調子笛を使い分けています。最初から完璧に使いこなす必要はありませんが、少しずつ慣れていくことで、調弦そのものが三線の大切な学びの時間になっていきます。
三線を始めるために必要な準備
三線を弾きたいと思った時、どのように始めればよいのかを3つのステップで紹介します。
①三線に触れる
まずは三線を扱っている楽器店、三線店、三線教室の体験レッスンなどに行き、実際に三線に触れてみましょう。
どのような音が出るのかを試して、この先も三線を弾き続けたいと思えるか確認してみてください。
②三線を購入する
三線に限らず、楽器はピンからキリまでの値段のものがあります。
三線の場合は安いものだと1~3万円程度で購入できます。
ただし安い三線の場合、作りが甘く調弦や演奏に支障が出てしまうことがあります。
できれば三線職人の手が入っている三線を購入するとよいでしょう。
予算はおよそ10万円前後~となりますが、良い三線を購入することで練習や演奏が楽しく感じられ、上達にもつながります。

③弾いてみたい曲の楽譜を手に入れる
楽器を購入したら次にどの曲を弾きたいのかを考えましょう。
最近は沖縄に関係する曲だけでなく、人気のJ-POPや懐メロなどを収録した楽譜も販売されています。
「この曲を弾きたい」という気持ちが練習のモチベーションに繋がりますのでお好きな曲の楽譜を購入してください。

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三線は独学でも弾けるようになる?
三線と楽譜を購入したら、自分ひとりで練習して弾けるようになるのでしょうか。これについて解説したいと思います。
教本や動画などを使って独学で始める
三線の人気が高まりから三線を独学で学べる教則本が増えています。
またYouTubeなどの動画配信サービスでも三線演奏の基本や課題曲をマスターするための解説などが配信されています。
動画は実際に弾いている様子が分かるので、初心者でもわかりやすく三線を学ぶことができます。
楽譜や動画だけでは分からない細かいニュアンスは三線教室で
教則本や動画には手軽でわかりやすく独学での練習を助けてくれるというメリットがあります。
しかし一方で、細かいニュアンスが分かりにくく、自分が正しく演奏できているかどうか判断しにくいというデメリットもあります。
せっかく曲を覚えても弾き方に独特の癖が付いてしまうこともあるため、正しい弾き方を学びたいのであれば音楽教室に通うことをおすすめします。

三線は自宅でも練習できる?
楽器の上達には練習が欠かせません。三線は自宅でも練習ができるかどうかをご紹介します。

一軒家や防音対策がある集合住宅ではOK
三線の音はそこまで大きな音ではありません。
隣の家との距離がある一軒家や分譲マンションなど防音設計された集合住宅では弾いても問題ないでしょう。
自宅で気軽に練習できると三線が上達しやすくなります。
賃貸物件でも弾きたいなら消音ウマを使う
賃貸物件で普段から隣の生活音が聞こえるようなアパートでは、三線の音は騒音となってしまう可能性があります。
そこで、三線の弦をおこすために使われる「ウマ(ンマ・駒)」の代わりに、「消音ウマ」を使ってみると通常よりも音量をぐっと下げて練習することができます。
ただし、アンプに繋いでいないエレキギターのような不完全な音になり、三線の音色の魅力は半減してしまいます。
また「消音ウマ」を使用した練習ばかりになると、弦の弾き方や弾く強さを間違って覚えてしまうことにつながります。
この場合、自宅での練習の他に音楽教室で指導をしてもらい、正しい三線の弾き方を身に付けるとよいでしょう。
三線を実際に弾いてみませんか?
三線を始めるための準備と学習方法について読んで、
「実際に三線を弾いてみたい」と思いませんでしたか?
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