「芭蕉布」の歌詞の意味を解説|沖縄の自然と歴史が詰まった名曲【三線教室】

目次

「芭蕉布」とは?

こんにちは♪

栗山新也沖縄三線教室の栗山です(*^^*)

今回のブログでは、沖縄歌謡の名曲「芭蕉布」の歌詞の意味を解説します!

「芭蕉布」は、1965年に吉川安一さんが作詞、普久原恒勇さんが作曲し、沖縄系ハワイ3世のクララ新川さんの歌唱で発表されました。

もともとは琉球放送(RBC)のラジオ番組「ホームソング」のために書かれた曲で、その後NHK「名曲アルバム」にも取り上げられ、全国各地に広まりました。

長山洋子さん、夏川りみさん、森山良子さん、倍賞千恵子さんなど多くのアーティストにカバーされ、沖縄県内だけでなく全国的に広く親しまれている楽曲です。NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で流れたことでも話題になりました。

「芭蕉布」は沖縄の自然の美しさと、琉球王朝時代から続く伝統工芸を通して受け継がれてきた沖縄の人々の想いや誇りが感じ取れる楽曲です。

当教室の生徒さんからも大変人気のある曲で、レッスンでも「歌詞の意味をもっと知りたい!」というお声をよくいただきます。

そこで今回は、一番から三番まで歌詞の意味を丁寧に解説していきますね(*^^*)

「芭蕉布」の歌詞

まず、歌詞の全文を確認しましょう。

一、海の青さに 空の青
南の風に 緑葉の
芭蕉は情けに 手を招く
常夏の国 我した島沖縄

二、首里の古城の 石だたみ
昔を偲ぶ かたほとり
実れる芭蕉 熟れていた
緑葉の下 我した島沖縄

三、今は昔の 首里天加那志
唐ヲゥーつむぎ 機を織り
上納捧げた 芭蕉布
浅地紺地の 我した島沖縄

一番の歌詞の意味|沖縄の自然の美しさ

一、海の青さに 空の青 南の風に 緑葉の 芭蕉は情けに 手を招く 常夏の国 我した島沖縄

【歌意】

海の青さと空の青が溶け合い、南風に吹かれて緑の葉を揺らす芭蕉が、人の情けに応えるように手を招いている。常夏の国、私たちの故郷・沖縄。

一番は沖縄の自然の美しさがいきいきと描かれています。青い海と青い空、そして南風に揺れる芭蕉の緑──この鮮やかな色彩のコントラストが沖縄の風景を彷彿とさせますね。

「我した島」は沖縄の言葉で「私たちの島」という意味。ふるさと沖縄への愛情が込められた言葉です。

二番の歌詞の意味|首里城と芭蕉の実り

二、首里の古城の 石だたみ 昔を偲ぶ かたほとり 実れる芭蕉 熟れていた 緑葉の下 我した島沖縄

【歌意】

首里の古いお城の石畳の道、昔を偲ばせるそのかたわらには、実った芭蕉が熟れていた。緑葉の下の、私たちの故郷・沖縄。

二番では舞台が首里城周辺に移ります。

「石だたみ」は敷石を敷きつめた道路のこと。首里城の周辺には今も石畳の道が残っており、琉球王朝時代の面影を感じることができます。

「かたほとり」は周辺・片田舎という意味。かつて栄華を誇った首里城のかたわらに、芭蕉が静かに実っている──そんな歴史の重みと自然の生命力が感じられる歌詞です。

三番の歌詞の意味|琉球王朝と芭蕉布の歴史

三、今は昔の 首里天加那志 唐ヲゥーつむぎ 機を織り 上納捧げた 芭蕉布 浅地紺地の 我した島沖縄

【歌意】

今は昔の首里の国王様。芭蕉の繊維を紡ぎ、機を織り、年貢として捧げた芭蕉布。浅地・紺地に染め上げた、私たちの故郷・沖縄。

三番では、芭蕉布(織物)が琉球王朝への年貢として上納されていた歴史が歌われています。

ここで出てくる難しい言葉を解説しますね。

首里天加那志(てぃんじゃなし):「天」は王様、「加那志(じゃなし)」は「いとしい」「敬愛する」を意味する「愛し(かなし)」から転じた敬称で「~様」の意味。つまり「首里の国王様」ということになります。

唐ヲゥー(とーうー):芭蕉の繊維のこと。この繊維を紡いで糸にし、機で織って布に仕上げたものが芭蕉布です。

琉球王朝の時代、庶民はこの芭蕉布を織って年貢として王府に納めていました。三番の歌詞には、そうした沖縄の人々の営みと伝統工芸の歴史が凝縮されているのです。

三線奏者としてのひと言

沖縄の風景を彷彿とさせる歌い出しは、「芭蕉布」という楽曲のインパクトそのものです。

現在の沖縄では、ゆいレールのBGMや学校の音楽の授業などでも触れる機会が多い曲ですが、意外と知られていないのが芭蕉布(織物)そのもののことです。

沖縄と芭蕉布の歴史を知ると、歌詞の世界がぐっと広がって、演奏するのがもっと楽しくなりますよ。

とくに三線で「芭蕉布」を演奏される方は、ぜひ歌詞の意味や歴史もあわせて味わってみてくださいね(^^)/

まとめ

以上、今回のブログでは「芭蕉布」の歌詞の意味を一番から三番まで解説しました(*^^*)

ポイントをおさらいすると──

一番は沖縄の青い海・空と芭蕉の緑が描く自然の美しさ

二番は首里城の石畳と芭蕉が語る歴史の面影

三番は琉球王朝に年貢として納められた芭蕉布の歴史

・「首里天加那志」は首里の国王様、「唐ヲゥー」は芭蕉の繊維の意味

演奏と共に歌詞の意味も深く理解することで、「芭蕉布」をより豊かに楽しめるようになりますよ。

皆さんの三線ライフにお役立ていただけたら幸いです(*^^*)

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