同じ曲なのに工工四が違う?三線の楽譜が異なる3つの理由

こんにちは。

栗山新也沖縄三線教室の栗山です。

三線を練習していて、こんな経験はありませんか?

「同じ曲なのに、持っている工工四(くんくんし)と別の楽譜で内容が違う」

実はこれ、三線を学んでいると多くの方がぶつかる疑問です。どちらかが間違っているのかと不安になる方もいらっしゃいます。

結論からお伝えすると、工工四は同じ曲でも楽譜によって内容が異なることがあります。そしてそれには、ちゃんとした理由があります。

この記事では、工工四が異なる3つの主な理由と、楽譜の違いとの向き合い方についてお話しします。

目次

理由① 作成者・編曲者の個性が反映されている

工工四が異なる理由の1つ目は、楽譜を作った人や編曲した人の個性です。

工工四を作る人が演奏者の場合、その人自身の弾き方が楽譜に反映されます。また、演奏者ではない人が作成する場合でも、参考にしている演奏者のスタイルによって内容が変わります。

つまり、工工四を作る人が違えば、同じ曲でも楽譜の内容が変わるのは自然なことなんです。

工工四は「唯一の正解」を記したものではなく、作成者の演奏解釈が反映されたものなんですね。

理由② 流派によって工工四が異なる

2つ目の理由は、流派の違いです。

沖縄の民謡や古典音楽には、さまざまな流派が存在します。流派が違えば、同じ曲でも歌い方や演奏の仕方が異なり、それに伴って工工四の内容も変わります。

同じ曲でも、流派によって弾き方や歌い方が異なるため、工工四の内容も変わってきます。どちらが正しいということではなく、それぞれの流派で師匠から弟子へと受け継がれてきた形が違うのです。

工工四を手に取ったときは、「これはどの流派の楽譜なのか」を確認することが大切です。自分が学んでいる流派と異なる工工四を使ってしまうと、先生の指導と楽譜の内容がずれてしまうこともあります。

理由③ 初心者向けに簡略化されている場合がある

3つ目の理由は、初心者向けの簡略化です。

最近の傾向として、本来は難しい弾き方の箇所を、初心者でも弾きやすいようにあえて簡単に書き換えて掲載している工工四があります。

これ自体は、三線を始めたばかりの方にとってはありがたいことです。ただ、元の弾き方とは異なるため、別の工工四と比べたときに「内容が違う」と感じる原因になります。

上達していく過程で、簡略化されていない本来の工工四に触れることも大切になってきます。

どの工工四も「正解」である

ここまで3つの理由をお伝えしましたが、一番大切なことをお伝えします。

どの工工四が「正解」で、どれが「間違い」ということはありません。

それぞれの工工四には、作成された意味があります。作成者の演奏スタイル、流派の伝承、初心者への配慮——。どれもそれぞれの理由があって、そのように書かれているのです。

ですから、工工四の違いに出会ったときは、「どちらが正しいんだろう」と悩むのではなく、違いを比較して楽しむくらいの気持ちで向き合うのが良いと思っています。

今回の記事が、皆さんの三線の学びのお役に立てたら嬉しいです。

動画でも解説しています

この記事の内容は、YouTubeでも解説しています。実際の工工四を見ながらの説明もありますので、ぜひご覧ください。

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