三線の演奏にピックを使用しても大丈夫ですか?
こんにちは!
三線教室の栗山です(*^^*)
今回のブログでは、よくいただくご質問、
「三線の演奏にピックを使用しても大丈夫ですか?」
にお答えしたいと思います!
みなさんは三線を演奏するアーティストが、ギターに使われるピックで弾く姿を見たことはありませんか?
たとえば、「島人ぬ宝」「三線の花」などで有名なBEGINや、早弾きの名人で「沖縄のジミヘン」と呼ばれた登川誠仁は、三線をピックで演奏しています。
また沖縄民謡酒場などでも歌い手がピックで演奏している姿を見かけることがあります。
三線だけでなくギターも弾ける人も多いことやその弾きやすさから、ピックを使う人が増えているんですね。
ではこのピックを用いた奏法は、一般的にどれほど受け入れられているのでしょうか。
三線を始めようと思ったときにピックで練習して良いのでしょうか?
今回は、この点について詳しく解説していきますね(^^)/
ピックを使用した三線の演奏は一般的?
まず、ピックが使用されることの多いジャンルや場についてみていきますね。
三線教室やコンクールでのピックの使用
伝統的な三線の演奏では、バチを使用することが基本とされています。
古典音楽では、教室やコンクール、演奏会などでピックが使用されることはありません。
民謡でもコンクールではバチの使用が条件となっていて、一般的にはバチで演奏されることが多いです。
ピックが使われるジャンルや場は?
一方で、沖縄民謡酒場などの非フォーマルな場では、ピックを使用する方もいらっしゃいます。
特に沖縄のポップスを演奏する場合には、バチよりもピックの方が弾きやすく適した音色が出せる場合があり、使用されることがあります。
ポップスを弾くときは、バチで演奏しないといけないというきまりは特にありません。
また民謡歌手の中には、バチ、ピック、指の爪などを曲や演奏する場に応じて使い分けている方もいらっしゃいます。古典音楽よりはやや自由度が高くなっています。
まずはバチでの演奏をマスターしよう
ここまで、ピックが使用されることの多いジャンルや場についてみてきました。
ピックは、沖縄民謡酒場などの非フォーマルな場での演奏や、ポップス・民謡などでの使用に限られていることがわかります。
これから三線を始めようという方の中には、
「ピックで楽しく演奏したい!」
という方も多いと思いますが、
ポップスが沖縄の伝統音楽をベースにして出来上がっていることを考えると、
まずはバチでの演奏をマスターすることをおすすめします。
バチの使い方や音色を知った上で、ピックを使うことでより豊かな表現ができるのではないでしょうか。
ピックを使うときは目的を明確にしよう
ピックを使用して三線を弾くことは、一般的な三線演奏の中では伝統的なバチを使用する方法に比べて、まだマイナーな奏法です。
しかし、ポップス・民謡などのジャンルや、沖縄民謡酒場などの場ではピックを使用する演奏者も少なくなく、演奏者それぞれの好みや演奏スタイルによって奏法や使用する道具が選択されています。
演奏にピックを用いる時には、その目的を明確にし、「なぜ使用するのか」を理解したうえで使用すると良いでしょう。
この記事が、皆さんの三線ライフをより楽しく豊かにするお役に立てれば幸いです(*^^*)
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