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三線でサビになるとテンポが速くなる原因と直し方|講師が解説

こんにちは。
栗山新也沖縄三線教室の栗山です(*^^*)
三線を練習していて、サビに入ったとたんにテンポが速くなってしまう。そんな経験はありませんか。
先日のレッスンでも、「島人ぬ宝」のサビでテンポが速くなりやすかったので、楽譜でリズムを確認しながら練習しました。サビで走ってしまうのは、多くの方が通る道です。
今回は、サビでテンポが速くなる原因と、レッスンでお伝えしている直し方をご紹介します。
- サビでテンポが速くなる原因
- 工工四でリズムを確かめる方法
- ゆっくり弾いて合わせる練習の進め方
- 録音や先生の耳で、自分の演奏を客観的に確かめる方法
なぜサビでテンポが速くなるのか
レッスンでサビが速くなる方を見ていると、いくつかの共通点があります。
① 歌に夢中になって、三線の音が聞こえなくなる
サビは歌の聞かせどころです。歌に夢中になると、自分の弾いている三線の音が耳に入らなくなることがあります。弾き歌いはむずかしいもので、声を出しすぎると、三線の音が自分の声にかき消されて、テンポが速くなっていても気づけなくなります。
② 気持ちが盛り上がる
サビは曲の山場です。歌の音域が高くなることも多く、気持ちが乗ってきます。気持ちが乗ること自体はとてもよいことです。そのうえで、テンポだけは一歩引いて客観的に見ておく、という感覚が大切です。
③ 一音ずつのリズムを確かめていない
サビの部分では特に、一音一音の長さがあいまいになりがちです。伸ばすはずの音が短くなり、次の音までの間が詰まる。それが少しずつ積み重なって、全体のテンポが速くなっていきます。
直し方① 工工四でリズムを確かめる
レッスンでまずお伝えしているのは、楽譜(工工四)でリズムを確認することです。
工工四は、一つのマスが一拍です。サビの部分を工工四で一マスずつ追いながら、一拍の音、半拍(五分)の音、休みの場所を一つずつ確かめてみてください。
あらためて工工四で見直すと、「この音から次の音までは、これくらい空いていた」と、気づかなかったことが見えてきます。

直し方② ゆっくり弾く
リズムを確かめたら、次はゆっくり弾きます。本来のテンポよりも、ずっとゆっくりで大丈夫です。
ゆっくり弾くときのポイントは、サビだけを取り出して練習することです。
まずは、ゆっくりのテンポで一音一音の長さを保って弾けるようになることを目指してください。ゆっくりで弾けるようになってから、少しずつテンポを上げていきます。
直し方③ サビの前後とテンポをそろえる
サビのテンポが安定したら、曲の最初から弾き始めて、サビに入るところでテンポが変わっていないかを確かめます。サビだけを練習しているときは保てたテンポも、曲の流れの中では速くなりやすいからです。
サビのテンポがほかの部分とそろっているか。これは、弾きながら自分で判断するのがいちばんむずかしいところです。次の直し方で、客観的に確かめる方法をご紹介します。
直し方④ 録音を聞いて、自分の演奏を客観的に確かめる
サビで速くなる原因はどれも、弾いている本人には気づきにくいものです。ですから、直すためには自分の演奏を客観的に聞くことが欠かせません。
いちばん手軽なのは、スマートフォンのボイスレコーダーで自分の演奏を録音して聞き返すことです。弾いているときには気づかなかったサビの速さが、録音を聞くとはっきり分かります。「ここから速くなっている」と自分の耳で確かめられると、次に弾くときに意識が向きます。
直し方⑤ 先生に聞いてもらう
もうひとつの客観的な耳が、先生です。教室のレッスンでは、私が演奏を聞いて、速くなったところをその場でお伝えします。自分では気づけないテンポの変化も、聞いてもらうことで分かるようになります。
レッスンでは私の手元を見ながら一緒に弾いていただくので、テンポの感覚をその場で合わせることもできます。レッスンで合わせた感覚を、自宅では録音で確かめる。この組み合わせで、サビのテンポは落ち着いていきます。
まとめ
サビでテンポが速くなる原因は、歌に夢中になって三線の音が聞こえなくなること、気持ちが盛り上がって前のめりになること、一音一音の長さがあいまいになることの3つです。工工四でリズムを確かめて、サビだけをゆっくり弾けるようになってから、少しずつテンポを上げていきます。そのうえで、録音を聞いたり先生に聞いてもらったりして、自分の演奏を客観的に確かめることが大切です。
一人では気づきにくいテンポの変化も、客観的な耳があれば気づけるようになります。ぜひ一度、体験レッスンで一緒に弾いてみてください。
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