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「娘ジントヨー」の歌詞の意味|島の娘の恋心と「ジントヨー」の意味をやさしく解説

こんにちは!
栗山新也沖縄三線教室の栗山です。
みなさんは、我如古より子(がねこ よりこ)さんの「娘ジントヨー(むすめじんとよー)」という曲をご存じでしょうか。
1978年に発売されて大ヒットしたこの曲は、今も多くの人に歌い継がれている沖縄の人気曲です。2022年にはNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の劇中でも歌われ、あらためて注目を集めました。
「娘ジントヨー」は、恋をした島の娘の気持ちを、沖縄の花や海の景色とともに描いた歌です。
このブログでは、「ジントヨー」という言葉の意味と、歌詞に込められた物語を、ひとつずつ丁寧に解説していきます。
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「娘ジントヨー」とはどんな曲?
「娘ジントヨー」は、久米仁さんが作詞、普久原恒勇(ふくはら つねお)さんが作曲した曲です。
1978年にマルフクレコードからレコードが発売され、歌った我如古より子さんの名前を広く知らしめるヒット曲になりました。我如古さんは、父である民謡歌手・我如古盛栄さんのもとで歌を学び、1977年に「女工節」でデビューしています。その翌年に出したこの曲が大ヒットし、今では我如古さんの代名詞ともいえる一曲になっています。
曲名の読み方は「むすめじんとよー」です。
「ジントヨー」の意味
曲名にもなっている「ジントヨー」は、沖縄の言葉で「本当だね」「そうだよね」という意味です。
「ジント」が「本当」、「ヨー」が「〜だね」「〜よ」にあたります。歌のなかでは、各節の途中と終わりに囃子(はやし)としてくり返し出てきます。
娘の気持ちが歌われるたびに「本当だね」「そうだよね」と合いの手が入るので、聴いている人も娘の思いにうなずきながら、一緒に物語をたどっていけるように感じます。
歌詞に出てくる沖縄の言葉
「娘ジントヨー」の歌詞は多くが共通語で書かれていて、そこに沖縄の言葉がちりばめられています。意味を知っておくと、歌の情景がぐっと思い浮かべやすくなりますよ。
「美ら(ちゅら)」は「美しい」「きれい」という意味です。
「美童(みやらび)」は、結婚前の年ごろの娘さんのことを指します。「美童」という漢字は、音に合わせてあてた字です。
「里(さと)」は、女性が愛する男性を呼ぶときの言葉で、「愛しいあなた」という意味になります。沖縄の言葉では「さとぅ」と発音します。
「赤花(あかばな)」は、沖縄でハイビスカスを指す呼び名です。
2番には、赤花と並んで「デイゴ」も登場します。デイゴはマメ科の木で、春になると真っ赤な花を咲かせます。
「娘ジントヨー」の歌詞に込められた意味|1番〜5番を解説
ここからは、「娘ジントヨー」の歌詞に込められた意味を、1番から5番まで順に見ていきましょう。
※著作権の関係上、歌詞そのものの掲載は控えさせていただきます。
1番:南風とともに芽生える恋心
1番では、南風(みなみかぜ)が吹くころに咲く花の美しさが歌われます。
その花のように、島の娘の心にも、ある人への思いが芽生えはじめます。「想いを染める」という表現には、恋心が少しずつ心を色づけていく様子が込められています。
あたたかな南風と咲きほこる花に、娘のときめきが重なる、物語の始まりにふさわしい明るい場面です。
2番:胸に揺れる、恋しい人の好きな花
2番では、燃えるように咲く赤花(ハイビスカス)やデイゴの花が登場します。
娘は、恋しい人(里)も好きなその花を胸に飾ります。花が胸もとで揺れる様子に、相手を思う娘の気持ちが表れています。
好きな人の好きなものを身につけたくなる気持ちは、時代や場所が変わっても同じですよね。
3番:お茶摘みの山で思う、なつかしい与論
3番では、舞台が「奥(おく)」の山々に移ります。
奥は、沖縄本島の北の端にある国頭村(くにがみそん)の集落です。近くの辺戸岬(へどみさき)からは、海の向こうに鹿児島県の与論島を望むことができます。
山でお茶を摘む季節になると、娘は与論をなつかしく思い、辺戸の岬に思いをはせます。与論を「なつかしい」と歌っていることから、娘のふるさとは与論島なのだろうと読むこともできます。
恋の歌のなかに、ふるさとを思う気持ちがそっと重ねられているところも、この曲の味わい深いところです。
4番:ひとりで待つ夜のさみしさ
4番では、ひとりで恋しい人を待つ夜の情景が歌われます。
待っている夜は、月が出るのさえ遅く感じられます。屋嘉(やか)の浜では、千鳥が波に向かって鳴いています。
千鳥の鳴き声に、会えないさみしさに泣く娘の姿が重なって見える、切ない場面です。
5番:歌うことで、また前を向く
最後の5番では、流した涙は潮風が消してくれて、つらい思い出は歌が消してくれると歌われます。
4番でひとりさみしく待っていた娘は、歌を口ずさみながら、少しずつ元気を取り戻していきます。1番で恋に胸をときめかせていた、明るい娘の姿がまた見えてくるようです。
よくある質問
- 「娘ジントヨー」の読み方は?
-
「むすめじんとよー」と読みます。
- 「ジントヨー」とはどういう意味ですか?
-
沖縄の言葉で「本当だね」「そうだよね」という意味です。歌のなかでは囃子としてくり返し出てきます。
- 「娘ジントヨー」は誰の曲ですか?
-
作詞は久米仁さん、作曲は普久原恒勇さんです。1978年に我如古より子さんが歌って大ヒットしました。
三線で「娘ジントヨー」を弾いてみませんか?
歌詞の意味を知ると、「娘ジントヨー」がもっと身近に感じられるのではないでしょうか。意味がわかったうえで歌うと、歌う楽しさもさらに増します。
「娘ジントヨー」は、当教室のレッスンでも練習している人気の曲です。明るく弾むようなリズムなので、三線に合わせて歌うととても楽しいですよ。
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