【工工四の読み方】掛音(かけおと)とは?バチを引っ掛けて弾く奏法を譜例で解説

目次

はじめに

こんにちは。

栗山新也沖縄三線教室の栗山です。

工工四を読んでいると、勘所のそばに鍵括弧「¬」のような記号がついていることがあります。

これは「掛音(かけおと)」という奏法をあらわす記号です。

バチを下から上に動かして、弦に引っ掛けるようにして弾きます。

この記事では、掛音の読み方と弾き方を、動画とあわせてご紹介します。

この記事でわかること

  • 工工四での掛音の記号と読み方
  • バチの動かし方と、曲のなかでの使われ方
  • 「音が大きすぎる」「バチが当たらない」ときのコツ

▼ 解説動画(譜例つき)

まずは動画をご覧ください。譜例を見ながら、実際の音を聴いていただけます。

掛音(かけおと)とは

工工四では鍵括弧のような「¬」

掛音は、工工四のなかで鍵括弧「¬」のような記号であらわされます。

この記号が出てきたら、バチを下から上に動かして、弦に引っ掛けるように弾きます

弾き方

バチの先を弦に軽く引っ掛けて、そのまま上に振り上げてください。

掛音で出す音は、上から下にバチをおろして弾く音とくらべて、かすかでやわらかい響きになります。

打音(うちおと)や小弾(くばんち)と同じ装飾音の仲間です。こうした音がところどころに入ることで、演奏に強弱と抑揚が生まれるんですね。

譜例で練習してみましょう

まずは基本の形から

動画では、「七→六(掛音)→工」という短い形から練習していきます。

掛音のところだけ、バチを下から上に振り上げます。

ゆっくりで構いませんので、音が出ているかを確かめながら進めてみてくださいね。

曲のなかで使ってみる

基本の形に慣れてきたら、実際の曲で試してみましょう。動画では琉球古典音楽の「鶴亀節(つるかめぶし)」の一フレーズを取り上げています。

ご自分が練習している曲の工工四にも、きっと掛音が見つかると思いますよ。

掛音のコツ|よくあるお悩みから

お悩み①:音が大きすぎる

掛音は、弦にバチを引っ掛けるという感覚でとらえてみてください。

下から上へ弾き上げようとすると音が大きくなりますので、バチが弦をかすめて通るくらいの動きで十分です。この加減で、装飾音らしいやわらかい響きになります。

お悩み②:バチが上手く当たらない

バチが弦をとらえにくいときは、弦とバチとの距離を一定に保ってみてください

前の音を弾いたあと、バチを弦の近くに置いたまま次の動きに入ります。手元が安定すると、掛音のところで狙いが定まります。

基本のバチの持ち方や下ろし方を見直しておくと、掛音の動きもつかみやすくなりますよ。

掛音はかすかな音で大丈夫です。弦にバチを引っ掛ける感覚と、弦とバチの距離を一定に保つこと。この2つを覚えておけば、少しずつ形になっていきますよ。

このブログと動画が皆さんの三線ライフのお役に立てたら嬉しいです(*^^*)

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