三線を始めて多くの曲を弾けるようになると、工工四(三線の楽譜)の管理が煩雑になることがあります。
長い曲の場合、工工四が何ページにも及び、譜面台に乗りきらないことがよくあります。また、工工四をどこに置いたか分からなくなってしまうこともしばしばです。
このようなお悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、工工四(楽譜)を電子化することで、自宅での練習をより円滑に行う方法をご紹介いたします。電子化された工工四を活用することで、楽譜の管理が簡単になり、練習効率も向上するでしょう。
以下では、工工四の電子化手順と、電子化された工工四を使った練習方法について詳しく解説していきます。三線の練習に役立つ情報が得られると思いますので、ぜひご一読ください。
工工四(楽譜)を電子化する
最初に工工四(楽譜)を電子化する方法についてご紹介します。
一番簡単なのは、スマホで工工四の写真をとる方法です。
ですが実際にスマホの画面に工工四を映して練習してみるとディスプレイが小さくて見にくいですよね…。「それなら紙の楽譜を使おう」という気持ちになってしまいます。
電子化するときはディスプレイが大きいタブレットで撮影して取り込むと良いでしょう。
そして、ただ写真を撮ってデータ化するだけではなく、「Piascore(ピアスコア)」「Scannable(スキャナブル)」などの電子楽譜リーダーアプリを使用すると電子化した楽譜の管理や活用に便利です。
アプリを使用した電子化した工工四の快適な活用法についは後で詳しくご紹介しますね。
工工四(楽譜)を電子化することのメリット
次に工工四(楽譜)を電子化するメリットを4つご紹介します。
①工工四が管理しやすい
電子楽譜リーダーアプリには大量の楽譜が入り、検索機能も充実しているため、目的の工工四が探しやすくなります。
工工四を探す手間や時間が省けることは大きなメリットだといえるでしょう。
また複数ページにわたる楽譜をコピーしてつなげるっといった作業もなくなり、スマートに工工四を整理することができます。
②大量の工工四が1度に持ち運べる
紙の楽譜では、演奏したい曲が別の工工四集にはいっていることもあるので、持ち運びがとても大変でした。
電子化しておくとタブレット一台にたくさんの工工四を入れておけるので便利です。
急遽必要になった工工四でもすぐに取り出すことができるでしょう。
③工工四がいたまない
電子化していなかったときは、工工四を頻繁にもちはこび、工工四を何度もめくったり、開けたページを固定するために重いものをおいたりしていたので、工工四がボロボロになっていました。
電子化しておくとタブレットを操作するだけなので、工工四をいためることがありません。
④譜めくりペダルを利用すれば、手を止めずに練習できる
紙の工工四で困ることの一つに、複数ページにわたる曲を練習するとき、いったん手を止めて楽譜をめくらないといけないということがあります。
三線を持ちながらページをめくるので、どうしても一曲通しての練習がしにくくなってしまいます…
これって練習のモチベーションが下がってしまう原因にもなりますよね。
ですが先にご紹介した電子楽譜リーダーアプリに踏めくりペダルという相手もを接続すれば、手を止めずに工工四をめくることができるのです。
詳しくは次で解説します。
電子化した工工四で練習するなら譜めくりペダルが便利!
電子化した工工四を手を止めずに踏めくりできないかと、アイテムを探していたところ、「踏めくりペダル」というアイテムを見つけました。
「踏めくりペダル」はBluetoothで接続して、電子楽譜リーダーと連動させます。
ご参考までに、私が購入したのはこんな感じです▽
こちらの左右のボタンを足で押して弾いている最中に踏めくりをします。
すべてのペダルを使用したわけではないので比較はできませんが、コンパクトでとてもスムーズに工工四をめくることができました。
工工四が風でめくれあがったり、弾きたい曲がどこにいったかわからなくなるストレスも一気になくなりましたね。
特に古典音楽の長い曲や複数の曲を続けて歌う舞踊曲は何ページにもわたるため、つかいやすいです。
一方、正座で練習する場合には使用できないので、正座でしか練習しない方には使う機会があまりないでしょう。
また譜めくりペダルの値段はお手頃なもので5000~1万円程度、また私が使用した電子楽譜リーダーアプリは一定の範囲までは無料でしたが、一度に読み込める楽譜の枚数を増やすために課金が必要でした。
コストがかかるので、それなら紙のままでいいという方も多いと思いますが、個人的には毎日スムーズな練習が行えることを考えると十分購入に値すると思います。
おわりに
以上今回のブログでは、で今回は工工四(楽譜)を電子化して自宅での練習にスムーズに活用する方法についてご紹介しました。
メリット・デメリットをまとめると次のようになります。
メリット
①工工四が管理しやすい
②大量の工工四が1度に持ち運べる
③工工四がいたまない
④譜めくりペダルを利用すれば、手を止めずに練習できる
デメリット
①タブレット・アプリ・踏めくりペダルの導入にコストがかかる
②正座で練習する場合、譜めくりペダルは使用できない
便利な道具を利用して、三線ライフを充実させていきましょう!!
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