沖縄三線の女性の調弦|なぜ男性より低い音で演奏するの?
はじめに
こんにちは。
三線教室の栗山です(*^^*)
沖縄三線の世界には、意外と知られていない特徴があります。
一般的に、女性の声は男性より高い傾向にありますが、三線の演奏では、女性の方が低い調弦で演奏・歌唱することが多いんです。
例として、当教室の生徒さんたちのコンクール参加時の調弦をご紹介しますね。
男性は 三つの弦をC-F-C や B-E-B といった高さの調弦で、また女性は A#-D#-A# や A-D-A のように男性より低めの調弦で参加しているんです。
では、なぜ女性の調弦が男性より低くなるのでしょうか。
そこで今回のブログでは、その理由について詳しく解説していきますね。
👉 三線の調弦がずれる原因と、その対処法についてはこちらで解説
女性は男性の1オクターブ上で歌う
沖縄三線には、長い歴史の中で確立されてきた独特の決まりごとがあります。
その中の一つに女性と男性の声の使い方の違いがあるんですね。
伝統的に、女性は男性が歌う音の1オクターブ上で歌うことが基本とされてきました。
この「女性は男性の1オクターブ上で歌う」というきまりがあるからこそ、実際の演奏では女性の調弦を下げる必要が出てくるんです。
女性は男性より1オクターブ上で歌うため、男性と同じ調弦では声の音域が高くなりすぎてしますんですね。
調弦の例
このような理由から、実際の演奏では女性の調弦は男性よりも低く合わせることが多いんです。
実際の調弦例はこんな感じです。
【男性の調弦例】
・C-F-C
・B-E-B
・A#-D#-A#
【女性の調弦例】
・A#-D#-A#
・A-D-A
・G#-C#-G#
調弦はきまりがあるわけではなく、自分の声に合わせるのが基本です。
様々なキーで歌ってみて、自分に合う調弦の高さをみつけてくださいね。
おわりに
沖縄三線での女性の調弦は、「女性は男性の1オクターブ上で歌う」という決まりがあることから、低く設定することが多いです。
ただし、調弦にきまりがあるわけではなく、自分の声の高さに合わせて最もよい調弦を選ぶことが大切です。
初心者の方は、まずは様々な調弦を試してみて、自分の声に最も合う調弦を見つけることをお勧めします。
それぞれの声質に合った調弦で演奏することで、より豊かな三線演奏を楽しむことができますよ。
今回のブログが皆さんの三線ライフのお役に立てたら嬉しいです(*^^*)
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