朝ドラ「ちむどんどん」の内容は?
2022年4月11日(月)から放送がスタートする「連続テレビ小説『ちむどんどん』」(NHK総合ほか)。
沖縄に生まれ育ったヒロインと兄妹たち家族の50年の歩みを見つめる、家族とふるさとの物語だそうです。
あらすじはこんな感じです▽
1960年代。まだ沖縄はアメリカの統治下にありました。
沖縄本島北部は、「やんばる地域」と呼ばれ、豊かな自然や山林の多い地域。
その「やんばる」の、とあるひなびた村に、サトウキビなどの農家を営む比嘉家が暮らしていました。父と母はふたりで一生懸命働き、家計を支えています。長男、長女、次女、三女の四人の子どもたちは、それぞれに個性豊か。けんかしながらも仲良く育っています。
ヒロインは次女の暢子。家族でいちばん、食べることが大好きで、おいしいものが大好き。野に山に海に、小学生の暢子にとって「遊ぶ」といえば、「何かを採って食べること」。そして、一度だけ家族そろって町のレストランで食事をしたときに、暢子は生まれて初めての西洋料理に心奪われました。
やがて一家をつらい運命が襲います。優しい父が急逝。残された母は女手一つで働き、経済的に苦しい中で四人の子どもたちを育てます。働く母を支えるために子どもたちはそれぞれに家事を担当。
暢子は料理を担います。
月日は流れ、高校卒業を迎えた暢子は、「東京に行きたい。西洋料理のシェフになりたい!」と夢を抱きます。
折しも1972年、沖縄の本土復帰の年。暢子は家族や兄妹のサポートを得て東京に渡り、念願の有名レストランの厨房で修業をはじめます。職場は東京ですが、下宿先は神奈川県横浜市の鶴見。京浜工業地帯が近い鶴見は、戦前から、働くために海を渡ってきた多くの沖縄出身者が移り住んだ町でした。
暢子は厨房で厳しい修業の歳月を送り、兄妹たちもそれぞれの道を歩み出します。気持ちがすれ違うこともありますが、昔から共に食べてきたふるさとの料理、そして家族の思い出が兄妹の絆をつなぎ、互いに支え合いながら大人になっていきます。
そして暢子はさまざまな人とふれあい、恋をして、料理人として成長するなかで、「東京で沖縄料理の店を開きたい」と感じはじめ…。
(連続テレビ小説『ちむどんどん』公式HPより)
ちなみに主題歌は、沖縄出身の三浦大知さんの「燦燦(さんさん)」に決定したそうですよ。
沖縄方言「ちむどんどん」の意味とは?「ちむ」を使ったタイトルの沖縄音楽も紹介
タイトルの「ちむどんどん」とは、沖縄方言で「心が高鳴る(ワクワクする)気持ち」を意味します。
「ちむ」(「肝」)は、心情や情のこと。「どんどん」は高鳴りやワクワクを表しています。
沖縄のポップスや民謡のなかには、「ちむ(肝)」を使った沖縄の曲がありますよ。
例えば…
・「肝がなさ節」
「ちむがなさぶし」と読みます。
民謡歌手・饒辺愛子さんが歌ってヒットした曲です。
「かなさ」には、「かわいい」や「愛おしい」などの意味があり、「ちむがなさ」は「心から愛おしい」という意味になります。
・「チムグクル(肝心)」
知名定男プロデュースの音楽グループ「ネーネーズ」の代表曲です。
「くくる」は「心」という意味。心に宿る深い思い、真心を指します。
三線の演奏シーンに期待
今回の朝ドラでは、三線の演奏シーンも期待できそうです。
主人公・暢子の父「比嘉賢三(ひが・けんぞう)」を大森南朋さんが演じられるそうです。
プロフィール▽
生まれ故郷の村でサトウキビ農家を営む。若いころに、大工や飲食業などさまざまな仕事をしてきた。今も農閑期には家族をささえるために出稼ぎ仕事に行くことも。料理も得意で時折家族のために腕をふるう。唄三線をこよなく愛している。
「唄三線をこよなく愛している」人物だということで、ドラマの中で三線の演奏シーンがみられるのではと期待しています。
「ちゅらさん」では堺正章さんが三線を演奏するシーンがあり、話題になりましたね。今回はどんな演奏が見られるのか楽しみです!
沖縄三線で沖縄気分をお楽しみください
「ちむどんどん」をご覧になって沖縄三線に興味を持たれる方もいらっしゃると思います。
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