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三線の勘所とは?初心者が押さえられるようになるコツと練習方法【動画付き】

こんにちは。
三線教室の栗山です(*^^*)
三線を学ぶ上で避けて通れないのが、勘所(かんどころ)の習得ですよね。
勘所を覚えていかないと、三線の音程が合わないので、演奏が成り立ちません。
しかし、いざ挑戦してみようにも
「押さえる位置がわからない!」
「音程が合わない!」
「フレットがないから難しい!」
というように、勘所の習得に苦戦する人は多いと思います。
でも安心してください。勘所は難しいですが、押さえ方を正しく覚えると音がずれなくなり、三線の演奏がぐっと楽しくなってきます。
そこで今回は、勘所の押さえ方を詳しく解説します。
この記事では、以下の3つのステップで解説していきます。
- 勘所とは何か? – 勘所の基本と名称を理解する
- 勘所を覚える5つのコツ – 押さえ方の基本を身につける
- 各勘所の押さえ方(実践編) – 具体的な勘所の押さえ方を解説
できる限り専門用語を省いて分かりやすくまとめていますので、ぜひこの記事を参考に練習してみてください!

三線の勘所とは?
勘所とは、三線の棹(さお)の上で弦を押さえる位置のことです。
ギターやウクレレなどの弦楽器を経験された方なら、左手で弦を押さえるポジションをイメージしていただくと分かりやすいでしょう。
ギターやウクレレには「フレット」という金属の仕切りがあり、そこを押さえれば正確な音程が出るようになっています。
しかし、三線にはフレットがありません。
そのため、自分の指の感覚で正しい位置を覚えて押さえる必要があります。
この「勘を頼りに押さえる所」だから「勘所」と呼ばれているのです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねることで自然と正確な位置が身についていきます。
勘所の名称と工工四(くんくんしー)
勘所は「工工四(くんくんしー)」という三線専用の楽譜に記されています。
工工四の特徴は、三線の具体的な指使いを示す奏法譜だということです。
一般的な五線譜とは異なり、楽譜に示された漢字がどの弦を、どの位置で押さえて弾くか、という指示を与えてくれます。
例えば「乙」なら、男弦を人差し指で押さえることを意味します。
三線の3本の弦
三線には3本の弦があり、それぞれ以下のように呼ばれます:
- 男弦(ウーヂル):一番上の太い弦
- 中弦(ナカヂル):真ん中の弦
- 女弦(ミーヂル):一番下の細い弦
この3本の弦のそれぞれに勘所があり、この表を見れば、どの弦のどの位置を押さえるかが一目で分かるようになっています。

勘所を押さえる5つのコツ
始めは勘所を押さえてみても上手く音が鳴らなかったり、指が言うことを聞かなかったりすると思います。
そこでまずは、勘所を押さえるコツを5つにまとめてみました。
勘所の練習に入る前におさらいして、これらのことを意識しながら練習していきましょう。
1. 指の頭で押さえる
勘所は、指の頭で押さえるのが基本です。
指の腹で押さえようとすると、弦がしっかり押さえられず、音がぼやけたり濁った音になったりします。
また、力を入れすぎると指が痛くなったり、手が疲れやすくなったりします。
最初は少し強めに押さえがちですが、実は思ったほど力は必要ありません。
音がしっかりと出る最小限の力加減を見つけることが大切です。
練習を重ねていくうちに、適切な力加減が自然と身についていきますので、焦らず取り組みましょう。
2. 手のひらは棹に付けない

手のひらは棹に付けないようにしましょう。
棹と手のひらの間に空間を作ることで、指が自由に動きやすくなります。
まず、棹に対して直角に左手を置き、そこから手の甲を見せるようにして押さえます。
なるべく棹と左手の間に隙間を取ってください。
手のひらを棹にべったりとつけてしまうと、指の動きが制限されて、スムーズに勘所を押さえることができなくなります。
3. 爪は短く切る
爪が伸びていると指の頭で押さえられず、音がきれいに鳴りません。
指の頭で弦を押さえた時に爪が邪魔にならないような長さにしておきましょう。
定期的に爪の手入れをする習慣をつけましょう。
4. 左手全体の形をつくる
勘所は、ただその位置に指を持っていけば良いというわけではありません。
押さえていない指も含めて、左手全体できれいな形をつくって押さえることが大切です。
そのことで結果的に音がきれいになり、順番にも押さえやすくなります。
先生の手の形をよく観察して、美しいフォームを身につけましょう。
5. 曲で練習しよう!
ある程度押さえられるようになったら、積極的に好きな曲を練習していきましょう。
やはり曲を練習した方が楽しいですし、「この曲を早く弾けるようになりたい!」とモチベーションも上がるので上達も早くなります。
また、勘所は一つだけ押さえて終わりではなく、次々と順番に押さえていくものです。
単発で勘所を押さえる練習だけでは、実際の演奏で必要な指の動きは身につきません。
最初は簡単な曲から始めて、徐々に難しい曲にチャレンジしていくことで、実践的な指の運びが徐々に身についていきます。
【実践編】基本勘所の押さえ方
それでは早速、各勘所の押さえ方を紹介していきます。
実際に三線を持って、弾きながら練習してみてください。それでは行ってみましょう!
開放弦「合」「四」「工」

勘所の練習に入る前に、まずは何も押さえずに弦を弾いてみましょう。
左手で弦を押さえていない状態を「開放弦」といいます。
工工四では、それぞれの開放弦を以下のように表記します:
- 男弦の開放弦:「合」
- 中弦の開放弦:「四」
- 女弦の開放弦:「工」
開放弦を弾く時も、左手の構えは大切です。
棹に対して左手が直角になるように、手をまっすぐ立てておくのがコツです。
これから勘所を押さえる時も、この基本的な手の形が土台となりますので、開放弦の段階から正しいフォームを意識しましょう。
勘所「乙」

勘所「乙」は男弦を人差し指で押さえる勘所です。
第一関節をしっかりまげて指の頭でおさえること、また手のひらが棹にくっつかないように注意してください。
また正面から見たとき、手のひらが見えている状態は良くありません。

手の甲を見せるようにして押さえます。
勘所「老」

勘所「老」は男弦を中指で押さえる勘所です。
乙の勘所よりも少し下にあります。
中指をすこしカーブさせて指の頭でおさえること、また「乙」と同様に手の甲を見せるようにして押さえます。
勘所「上」

勘所「上」は中弦を人差し指で押さえる勘所です。
「乙」と同様、第一関節をしっかりまげて指の頭でおさえること、また手のひらが棹にくっつかないように注意してください。
人差し指だけでなく、手全体を使って正しいフォームを作りましょう。

勘所「中」

勘所「中」は中弦を中指で押さえる勘所です。
工工四では「中(なか)」と表記されます。
勘所「老」と同様、中指をすこしカーブさせて指の頭でおさえること、また手の甲を見せるようにして押さえます。
勘所「尺」

勘所「尺」は中弦を小指で押さえる勘所です。
工工四では「尺(しゃく)」と表記されます。
左手全体を下におろして、左手全体も少し開きます。
手のひらに力が入らないように注意する。
また押さえていない指(人差し指、中指、薬指)を力をぬいて揃えるようにしましょう。
勘所は手の甲を見せるようにして押さえるのがコツですが、それを意識すぎるあまり、左手首が曲がりすぎないよう気を付けてください。

勘所「五」

勘所(五)は女弦を人差し指で押さえる勘所です。
人差し指からとても近い位置にあるので、簡単そうに見えてじつはとても押さえにくい勘所です。
手の平がつっこまないよう、左手の力をぬくこと、第一関節をしっかり曲げることを意識して下さい。
勘所(六)

勘所(六)は女弦を中指で押さえる勘所です。
勘所「老」「中」と同様、中指をすこしカーブさせて指の頭でおさえること、また手の甲を見せるようにして押さえます。
勘所(七)

勘所(七)は女弦を小指で押さえる勘所です。
左手の幅をあまり広げず、力をぬいて手をおろすのがコツです。
手を柔らかく使い小指だけ少し力を入れるイメージで押さえてください。
勘所「八(はち)」

勘所「八」は女弦を小指で押さえる勘所です。
勘所「七」よりも下(胴寄り)の位置にあります。
勘所「七」と手の形自体は同じですが、手全体を下におろして押さえます。
遠い位置にあり、ずれやすい勘所です。
何度も弾いて、左手の感覚と音で正確な位置を覚えていきましょう。
勘所の移動練習
各勘所を単独で押さえられるようになったら、勘所間をスムーズに移動する練習をしましょう。
勘所は一つ押さえて終わりではなく、次々と順番に押さえていくものです。
実際の曲では、勘所を移動しながらリズムをつけて演奏していくため、指の運び方がとても重要になります。
スピードは後からついてきますので、まずは一音一音を丁寧に押さえる練習を心がけましょう。
こちらの動画は、三線によく出てくる”定番フレーズ”だけをまとめて、短時間で効率よく練習できる内容になっています。
【レベル1】
【レベル2】
【レベル3】
よくある質問
Q1. どのくらいで勘所を覚えられますか?
勘所の位置と名前は、1か月程度で覚えることができます。
ただし、押さえ方や左手の形、勘所から勘所への指の運び方は、時間をかけて徐々に身につけていくものです。
焦らずじっくりと学んでいきましょう。
継続して練習することで、自然と指が正しい位置を覚えていきます。
Q2. 手が小さくて勘所に届きません
勘所は手の大きさに関係なく押さえることができます。
大切なのは、手指の使い方(開き方、伸ばし方)を学ぶことです。
お子さんでも正しいフォームを身につければ、しっかりと勘所を押さえられるようになります。
先生の手の使い方をよく観察し、正しい指の開き方を習得していきましょう。
Q3. 勘所を押さえると指が痛くなります
慣れないうちは指が痛くなることがあります。
これは力を入れすぎている可能性が高いです。
実は、思っているほど強く押さえる必要はありません。
軽く押さえても音が出るように練習しましょう。
練習を続けることで徐々に力が抜け、適切な力加減のコツがわかってきます。
もし痛みが続く場合は無理をせず、休憩を入れながら練習してください。
まとめ
三線の勘所について、押さえ方のコツから実践的な練習方法まで解説してきました。
勘所はその位置に指をもっていくだけではなく、左手全体で形をつくることが大切です。
また勘所は一つ押さえて終わりではなく、順番に押さえていくものですので、スムーズな指の運び方を身につけましょう。
動画を見ながら繰り返し練習したり、実際のレッスンで先生に確認してもらったりしながら、楽しく学んでいってくださいね(*^^*)
この記事が、あなたの三線上達のお役に立てれば嬉しいです。

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