こんにちは。
三線教室の栗山です。
今日は鈴鹿教室でした(^^)/
「三下げ」と「琉歌」
11時からの初級クラスでは、「三下げ」という調弦を勉強した後、「てぃんさぐぬ花」を練習しました。
「三下げ」の「三」は第3絃、つまり「女絃(ミーヂル)」のこと。
本調子から女絃(ミーヂル)を一音下げた調弦のことを、「三下げ」といいます。
レッスンでは「三下げ」に調弦した場合、それぞれの絃の音がどのように変化するのかを学びました。
調弦は体感的に身につけ、耳で覚える必要があります。ですが、まずはそれぞれの絃がどんな音になるのか知っておくことが大切です。
今回は音と音の関係について深く知ることで良い学びになりましたね。
そのあと「てぃんさぐぬ花」を練習。ある生徒さんから「練習してみたい!」というお声があり、練習曲に取り入れてみました(#^^#)
やさしくゆったりした曲で、みなさん楽しそうに練習していましたね。
歌詞は、こんな感じです↓
「てぃんさぐぬ花」
てぃんさぐぬ花や
爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆしぐとぅや
肝(ちむ)に染みり
<意味> ホウセンカの花は 爪先に染めましょう
親の教えは心に染めましょう
歌詞の音数をみてみると、
てぃんさぐぬ花や :8音
爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ:8音
親(うや)ぬゆしぐとぅや:8音
肝(ちむ)に染みり:6音
八音の句が三つに締めくくりの六音の加わって 八・八・八・六 音からなる四句体になっています。
これを七・五調の和歌に対して、「琉歌」といい、歌三線の歌詞の大半はこの形になっています。
「三下げ」「琉歌」と、学びの多いレッスンになりましたね。
「このあと公園で一緒に三線を練習します!」
12時からの初級クラスでは、「島人ぬ宝」「童神」を練習しました。
「島人ぬ宝」は何度も繰り返し練習してきたので、しっかりと定着してきましたね。
そこで「童神」も練習曲に追加♪
「童神」はすでにご存じの方も多く、歌詞に自らの子育ての経験も重なって心に染みるものがあるとの生徒さんもいらっしゃいました。
それぞれの思いがこの曲にしっかり乗っかるといいですね。
レッスン後には、
「このあと公園でクラスの生徒さんと一緒に練習するんです!」
とうれしいお声が。今日は天気も良かったので、外で三線を弾くのは気持ちよさそうですね。
家で一人で弾いていた方や、やりたいとは思っていてもなかなか三線をはじめる勇気がでなかった方が、最近たくさんご入会いただいています。
そうした皆さんが楽しくつながりあい、声を掛け合って一緒にがんばろうという雰囲気ができてきていることがとても嬉しいです。
生徒さんが主体的に教室を育ててくださっていることに感謝です(^^)/