「中弦にバチが当たらない」

先日、ご入会して半年ほどのある生徒さんから「中弦にバチが当たらないんです…」とのご相談をいただきました。

中弦は３つの弦の中で真ん中に位置します。

中弦をねらって弾いたつもりが上下の弦を弾いてしまったり、空振りしてしまったりすることがありますよね。

三線を始めたばかりの頃は、このような弾きミスが不安になりがちで、ついつい目線が胴のほうを向いてしまいます。

ですが、三線を歌うときは前を見て歌うのが基本。目線は前に向けてほしいんです。

バチが弦に当たっているか、その都度見ながら弾くわけではないので、弦にバチを当てる動作は右手の感覚だけが頼り。とても不安定なんです…。なので思うようにバチが弦に当たらず、苦労されている方も多いことと思います。

最初は思い通りにいかなくて当然

ではどうすればよいか。

実はこうした弾きミスは、「あって当然」と考えてほしいんですね。

たくさん失敗をして覚えていくことが大事で、「次は当たるようにもう一回弾いてみよう」という感覚でOKです。

先ほどもお話ししましたが心配になって右手を見ながら弾いてしまうと、それがクセになってしまいます。

目線は前にして、レッスンでは、できれば先生のバチの動かし方を見ながら真似するように動かすと良いでしょう。

何度弾いても右手がしっくりこない場合は、三線の持ち方や姿勢を見直してみることも大事です。

三線を体の中心にして背筋を伸ばし、右手を正しい位置に置きましょう。

経験が蓄積していくと、右手を確認しなくても自然に思い通りの弦にバチを当てることができるようになります。

たくさんの経験が詰めるまでは、バチが当たらなくてもしょうがないという気持ちで、おおらかにかまえてみましょう。

以上、今回のブログでは「中弦にバチが当たらない」という生徒さんのお悩みにお答えしました。

皆さんの三線ライフにぜひお役立ていただけたら幸いです(^^♪

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