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唐船ドーイを三線で弾きたい!憧れの早弾き曲に挑むための練習ポイント

こんにちは。栗山新也沖縄三線教室の栗山です(*^^*)
今回は、三線を弾く方の多くが「いつかは弾けるようになりたい!」と憧れる曲、「唐船ドーイ(とうしんドーイ)」についてお話しします。
エイサーやカチャーシーの定番曲として知られるこの曲。軽快なテンポで演奏される早弾きを聴くと、「自分もあんなふうに弾けたら…」と思いますよね。
当教室でも「唐船ドーイが弾けるようになりたい」というお声はとても多く、三線を始めるきっかけがこの曲だったという方もいらっしゃいます。
ただし、唐船ドーイは三線の中でも上級者向けの曲です。簡単には弾けません。だからこそ弾けるようになったときの達成感は格別です。
この記事では、唐船ドーイがなぜ難しいのか、そしてこの曲を弾けるようになるために何を積み重ねていけばいいのかを、教室での指導経験をもとにお伝えします。
唐船ドーイとはどんな曲か
唐船ドーイは、沖縄の宴席やお祝いの場で欠かせない曲のひとつです。
「唐船(とうしん)」とは、琉球王朝時代に中国との交易のために派遣された船のことです。命がけの航海を終えて唐船が那覇の港に帰ってくると、街中が大騒ぎになったそうです。その喜びと興奮の情景を歌った曲が唐船ドーイです。
沖縄では、宴席の最後にこの曲が演奏されるとみんなが立ち上がり、カチャーシー(両手を頭上に挙げて手首を回しながら踊る踊り)で盛り上がります。三線の早弾きに合わせて会場全体がひとつになるあの瞬間は、一度体験すると忘れられません。
だからこそ「自分の三線でこの曲を弾いて、みんなを踊らせたい」と憧れる方が多いのです。
唐船ドーイが上級者向けである理由
唐船ドーイに憧れる方は多いのですが、実際に弾こうとすると、その難しさに驚く方がほとんどです。なぜこの曲が上級者向けなのか、具体的にお伝えします。
理由①:早弾き(速弾き)の技術が必要
唐船ドーイの最大の特徴は、テンポの速さです。右手のバチを素早く正確に動かし続ける「早弾き」の技術が求められます。早弾きではバチのコントロールが少しでも乱れると、すぐに音が崩れてしまいます。
理由②:左手の勘所移動が複雑
早いテンポの中で、左手の勘所を正確に押さえ続ける必要があります。ゆっくりの曲なら一つひとつ確認しながら押さえられますが、唐船ドーイのテンポでは「考えて押さえる」余裕がありません。手が自然に動くまで勘所の位置を覚え込んでいることが前提になります。
理由③:弾きながら歌う難易度が高い
唐船ドーイは弾き歌いで演奏してこそ魅力が引き立つ曲です。しかし、早弾きをしながら同時に歌うのは非常に高度な技術です。三線を弾くことと歌うことの両方が「体に入っている」状態でないと、弾き歌いは成立しません。
唐船ドーイを弾けるようになるまでの道のり
ここまで読んで「やっぱり難しそう…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
でも安心してください。唐船ドーイは、一足飛びに挑戦する曲ではなく、三線の基礎を一つひとつ積み重ねていった先にたどり着く曲です。
当教室では、まず基本的な勘所の押さえ方やバチの使い方をしっかり身につけるところから始めます。その後、ゆっくりで簡単な曲から入門し、少しずつ難易度やテンポを上げながら、さまざまな曲を通じて演奏力を高めていきます。
簡単な曲で基礎を固め、曲のバリエーションを広げ、徐々にテンポの速い曲にも挑戦していく。その積み重ねの先に、唐船ドーイがあります。
実際に、当教室で唐船ドーイを練習している生徒さんも、最初は三線にまったく触れたことがなかった方ばかりです。地道な練習を続けた結果、いつしか早弾きに挑戦できるレベルまで上達されています。
唐船ドーイの習得に向けて意識したい練習のコツ
唐船ドーイはまだ先の目標という方でも、今のうちから意識しておくと後で効いてくるポイントがあります。
コツ①:ゆっくりなテンポで練習し、徐々に速くする
早弾きは、最初から速いテンポで弾こうとしてもなかなかうまくいきません。まずはゆっくりのテンポで、一音一音を正確に弾けるようにすることが大切です。
正確に弾ける状態ができたら、そこから少しずつテンポを速めていきます。ゆっくり正確に弾ける基礎があるからこそ、テンポを上げても弾けるようになるのです。焦って速く弾こうとするよりも、この積み重ねのほうがずっと確実に上達します。
コツ②:バチの動きを効率よくする
早弾きでは、バチを大きく振っていては間に合いません。バチをなるべく効率よく動かす意識を持ちましょう。
大きな動きで弾いている方は、まずバチの振り幅を小さくすることから始めてみてください。無駄な動きを減らすだけで、同じテンポでもずいぶん楽に弾けるようになります。この意識は普段のゆっくりした曲の練習段階からつけておくと、いざ早弾きに挑戦する段階でスムーズに移行できます。
コツ③:先生の早弾きをよく見る
レッスンの中で先生が早弾きを弾く場面があれば、ぜひ手元をよく観察してください。バチの角度、振り幅、力加減、腕全体の使い方。よく見てみると、速く弾いているのに動き自体はとても柔らかいことに気づくと思います。
「こういう動きを目指せばいいんだ」というイメージを持っておくだけで、日々の練習の方向性が変わってきますよ。
唐船ドーイが弾けたとき、三線はもっと楽しくなる
唐船ドーイが弾けるようになると、三線の世界が大きく広がります。
宴席やお祝いの場で唐船ドーイを弾けば、周りの人がカチャーシーで踊り出す。自分の三線で人を笑顔にできる。これは三線を弾く人にとって、何にも代えがたい喜びです。
当教室でも、長く続けてこられた生徒さんが発表会で唐船ドーイを弾いたとき、会場がカチャーシーで盛り上がった場面がありました。演奏を終えた生徒さんの誇らしそうな笑顔が、今でも忘れられません。
唐船ドーイは、三線を続けてきた方へのご褒美のような曲です。すぐには弾けなくても、「いつか弾きたい」という気持ちを持ち続けることが、日々の練習を支えてくれるはずです。
まとめ
今回は、三線を弾く方の憧れの曲「唐船ドーイ」についてお伝えしました。
唐船ドーイは早弾きの技術、正確な勘所移動、右手と左手の高度な連携、そして弾き歌いと、三線の総合力が求められる上級者向けの曲です。
でも、基礎からしっかり積み重ねていけば、必ずたどり着ける曲でもあります。ゆっくりのテンポで正確に弾く練習を積み重ねること、バチの動きを効率よくする意識を持つこと、そして先生の早弾きをよく見て学ぶこと。この3つを日々の練習の中で意識していくだけで、唐船ドーイへの道は着実に近づいていきます。
「いつか唐船ドーイを弾いて、みんなをカチャーシーで踊らせたい」。そんな目標を持って、一緒に三線を楽しんでいきましょう。
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当教室では、楽器未経験の方も安心して始められる無料体験レッスンを実施しています。生徒さんの90%が楽器未経験からのスタート。「やさしく楽しく」をモットーに、お一人おひとりのペースに合わせた指導を行っています。
体験レッスンでは、三線の構え方・音の出し方から工工四(沖縄の楽譜)の読み方まで、基本を一通り体験できます。最後には「島人ぬ宝」を実際に演奏していただきます。三線をお持ちでない方には教室の三線を無料でお貸ししますので、手ぶらでお越しください。
唐船ドーイを目標に三線を始める方も大歓迎です。基礎からしっかりお教えします。
京都教室|毎月第1~4日曜 10:00~11:00(スタジオ・ハブ)
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