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三線の音がキンキンする原因と解決法|やさしい音色にする弾き方のコツ

三線の音がキンキンする原因と解決法
「三線を弾いていると、音がキンキンして耳にツンとくる…」そんなお悩みを抱えていませんか?実はこれ、三線を始めたばかりの方に非常に多いお悩みで、弾き方・楽器の状態・調弦の3つの視点から見直すことで、やさしい音色に変えていくことができます。
こんにちは。三線教室の栗山です(*^^*)
先日のレッスン中で生徒さんから、
「三線の絃の音がキンキンする…」
とのご相談をいただきました。
演奏を聞かせていただくと、全体的に高音が強く、耳にツンとくるような絃の音になってしまっていましたね。三線をはじめたばかりの方で、このようなお悩みをお持ちになる方は多いのではないでしょうか。
今回のブログでは、三線の音がキンキンしてしまう4つの原因を整理し、やさしい音色にするためのコツをお伝えしたいと思います。
三線の音がキンキンする主な4つの原因
- 女絃(ミーヂル)を強く弾きすぎている
- バチの角度やスピードが合っていない
- 絃が古くなっている、または油分が抜けている
- 調弦(チンダミ)が微妙にズレている
それぞれ順番に見ていきましょう。


原因1:女絃(ミーヂル)の正しい弾き方
三線の音がキンキンする原因の一つは、
女絃(ミーヂル)の弾き方です。
女絃の扱い方は、実はたいへん難しく、「五」「六」「七」「八」などの女絃の勘所の弾き方にはたいへん注意が必要なんです。
他の絃と同じようにバチをおろすと、少し強く音が出てしまいやすいです。
とにかく繊細なんですね。
ですので女絃の勘所を弾くときは少しやさしく右手をおろしましょう。
そして女絃の中でも「七」「八」などのより高い音の勘所は、とくに注意。強く弾くと高音がキンキンしてしまいやすいです。高い音の勘所は、さらにやさしくバチを当てることを心がけてみましょう(^^)/
とくに初心者のうちは、女絃だけ意識的に力を抜くくらいでちょうどよいバランスになることが多いです。レッスンでも「女絃は別の楽器だと思って弾いてみてください」とお伝えすることがあるくらい、他の絃とは扱いが違います。
原因2:バチの当て方を見直してみよう
キンキンした音が出てしまうもう一つの大きな原因は、バチの角度やスピードです。
バチを絃に対して垂直に近い角度で「パチン」と当ててしまうと、硬くて鋭い音になりがちです。
理想は、バチが絃をなでるように通過するイメージ。バチの面を少し寝かせ気味にして、ゆったりとしたスピードで振り下ろすと、音がまるくやわらかくなります。
「速く振り下ろす=しっかり弾ける」と思いがちですが、実はゆっくり丁寧に振り下ろした方が、絃本来の豊かな響きが引き出されるんですね。
最初のうちはゆっくりすぎるくらいのスピードで練習してみてください。だんだんと「力を入れなくてもちゃんと鳴る」感覚がつかめてきますよ(^^)/
原因3:絃が古くなっていないかチェック
弾き方を工夫してもキンキンした音が直らない——そんなときは、絃そのものの状態を疑ってみてください。
三線の絃は、使っているうちに少しずつ油分が抜けて硬くなっていきます。新しい絃はしっとりとした手触りで、音もまろやかですが、古くなった絃は表面がカサカサして、弾いたときに高音ばかりが目立つようになります。
また、使用頻度が高い方や、汗をかきやすい季節によく弾く方は、絃の劣化も早まります。
絃を交換する目安
絃の交換時期はお使いの頻度によりますが、一般的には半年〜1年に一度が目安です。毎日練習される方は、もう少し早めに交換するとよいでしょう。
次のようなサインが出てきたら、交換を検討してみてください。
- 絃の表面がザラザラしている
- 弾いた音に「艶」がなくなってきた
- 絃の色がくすんで見える
- チンダミ(調弦)がすぐに狂う
絃を新しくするだけで、「えっ、こんなに違うの?」と驚くほど音色が変わることがあります。キンキン音にお悩みの方は、ぜひ一度絃の状態を見直してみてくださいね。
原因4:調弦(チンダミ)が合っているか確認
意外と見落とされがちなのが、調弦(チンダミ)のズレです。
チンダミが微妙に高すぎると、全体的に音が緊張して耳障りな響きになります。特に女絃を高めに合わせすぎていると、キンキンした印象が強くなりがちです。
初心者の方に多いのが、「耳で合わせているつもりが、少しずつ高めにズレていく」というパターン。ご自身で調弦されている方は、一度チューナーアプリで正確に合わせてから、そこから耳で合わせる練習をするのがおすすめです。
また、糸巻き(カラクイ)が少し動いてしまって知らず知らずに音が上がっている、ということもあります。演奏前には必ずチンダミを確認しましょう。
三線の各弦・勘所には異なる特性がある
以前こんなブログを書かせていただきました▽

三線を弾くときは、それぞれの絃や勘所が本来持っている性格を理解し、もっともふさわしい音を出すことが大切です。
女絃だけでなく、その他の絃・勘所の弾き方についても学び、理解していきましょう(^^)/
たとえば男絃(ウーヂル)はどっしりとした太い音が持ち味ですし、中絃(ナカヂル)は曲の流れをつなぐ役割を担っています。それぞれの絃に「ふさわしい鳴らし方」があるのです。
全ての絃・勘所を同じ強さでただ漫然と弾くのではなく、一つ一つ違う性格の音を奏でているという意識で弾くことが大切です!
先生の演奏をよく聴いて弾き方を学ぶ
実際に三線を習い始めた生徒さんの多くは、最初はすべての絃を同じように弾いてしまいがちです。
しかし、上達するにつれて「この勘所はもう少し優しく」「ここはしっかりと響かせて」といった感覚が自然と身についてきます。
この感覚を早く掴むためには、先生の演奏をよく聞くことが何より大切です。
同じ楽曲でも、経験豊富な演奏者は絃や勘所に応じて微妙にタッチを変えているのです。
工工四(くんくんしー)の譜面を追うことに一生懸命になりがちですが、ときどき手を止めて、先生がどんなふうにバチを使っているか、どの絃でどれくらいの強さで弾いているかをじっくり観察してみてください。
「見て聴いて学ぶ」ことが、キンキンしない美しい音色への近道です。先生の演奏を参考にしながら、ベストな弾き方をつかんでいってください。
よくある質問
練習してもすぐにキンキンした音に戻ってしまいます
やさしい音を出そうと意識しても、夢中になるとつい力が入ってしまうもの。まずは女絃だけをゆっくり弾く練習から始めるのがおすすめです。1曲通して弾くのではなく、女絃の「七」「八」だけを何度も繰り返し弾いて、力を抜いた感覚を体に覚えさせると効果的です。
絃はどのくらいで交換すべきですか?
使用頻度によりますが、一般的には半年〜1年に一度が目安です。毎日練習される方はもう少し早めに、月に数回程度の方は1年程度持つこともあります。絃の表面がザラザラしてきた、音の艶がなくなってきた、と感じたら交換のサインです。
初心者でもやさしい音を出せるようになりますか?
はい、もちろん出せるようになります。ただし、自己流で練習していると変なクセがついてしまいがちですので、最初に正しい弾き方を身につけることが大切です。独学で悩まれている方は、一度先生の指導を受けると上達が早まります。
自分の音がキンキンしているか分かりません
ご自身の演奏をスマートフォンで録音して聞き直してみてください。弾いているときは気づかなくても、録音を聞くと音の硬さや高音の響きが客観的に分かります。上達したいなら、録音を聴き直す習慣はとてもおすすめです。
まとめ
以上、今回のブログでは、三線の音がキンキンしてしまう原因と、やさしい音色にするためのコツをお伝えしました♪
ポイントをおさらいすると──
- 女絃(ミーヂル)は繊細。とくに「七」「八」の高音はやさしくバチを当てる
- バチの角度とスピードを見直す。寝かせ気味にゆっくり振り下ろす
- 絃の状態を確認する。半年〜1年に一度は交換を検討する
- 調弦(チンダミ)を正確に。特に女絃が高めにズレていないかチェック
- 各絃・勘所の特性を理解し、それぞれにふさわしい弾き方をする
- 先生の演奏を観察して、タッチの違いを学ぶ
- 自分の演奏を録音して客観的に聴き直す
特に女絃(ミーヂル)の繊細な扱い方や、各絃・勘所それぞれの特性を理解することで、キンキンした音から美しく響く音色へと変化させることができます。
今回お伝えしたポイントを意識して練習を続けていけば、きっと理想的な音で演奏できるようになりますよ。
皆さんの三線ライフにお役立ていただけたら幸いです(*^^*)
教室で直接指導を受けたい方へ
「独学で限界を感じている」「自分の弾き方が正しいか不安」という方は、一度プロの指導を受けてみるのが上達の近道です。
当教室では、京都・津・鈴鹿・四日市・名古屋の5教室で無料体験レッスンを実施しています。生徒さんの9割が楽器未経験からのスタートで、「やさしく、楽しく」をモットーにお一人おひとりのペースで指導しています。
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