三線初心者はどんな曲から練習したらいいの?| 三線の始め方を解説します

三線初心者はどんな曲から練習したらいいの?| 三線の始め方を解説します

目次

はじめに

こんにちは。

三線教室の栗山です(*^^*)

三線を始めたばかりの方は「最初にどんな曲を練習したらいいのかな…」と悩むことが多いでしょう。

適切な曲選びは三線上達への第一歩であり、長く楽しく続けられるかどうかの重要な要素です。

今回は、初心者が挫折せずに三線を楽しむための曲選びのポイントをご紹介します。

三線とは?

最初に三線について解説します。

三線(サンシン)は、沖縄を代表する伝統的な弦楽器です。

その名の通り3本の弦を張り、胴にはニシキヘビの皮を使用しているのが特徴です。

最近では人工皮を使った三線も初心者向けに販売されており、手に入れやすくなっています。

演奏は通常、右手にバチを付けて行いますが、音楽のジャンルによってはピックや爪なども使用します。

主に歌の伴奏楽器として使われ、多くの場合は弾き歌いの形で演奏されます。

最近では、テレビCMや音楽番組でも三線を目にする機会が増えました。

桐谷健太「海の声」やBEGIN「島人ぬ宝」など、親しみやすい曲も多く生まれています。

三線の歴史は古く、中国の「三弦(サンシェン)」という楽器がルーツです。

14世紀末から15世紀にかけて琉球(現在の沖縄)に伝わり、独自の発展を遂げて今日の形になりました。

そして16世紀後半、琉球王国から日本本土に三線が伝わり、それが「三味線」として発展したというのが定説となっています。

今回は初心者のために三線の練習曲選びについて解説します。

三線練習曲選びの重要ポイント

結論から言うと、三線初心者が最初に弾く曲は次の二つのポイントをあわせもつ曲を選ぶといいと思います。

1. 自分が好きな曲を選ぶ

練習には根気が必要ですが、好きな曲であれば「もう一回練習しよう!」と思えるほど、モチベーションが持続します。

やっぱり、「この曲が弾いてみたい!」という強い思いは、楽器を学ぶ上で大切だと思います。

まずは心から好きな曲を選ぶことで、練習が苦にならず、少しずつ上達する喜びを感じられるでしょう。

2. テンポが速くない曲を選ぶ

「オジー自慢のオリオンビール」「唐船どーい」のようなテンポの速い曲にを弾いてみたい気持ちはよくわかりますが、まずはゆったりとした曲から始めると良いでしょう。

テンポについていけなくなると、「難しい…」「面白くない…」という気持ちになりやすく、挫折の原因になってしまいます。

まずはゆっくりな曲を課題曲に選んでみてください。

初心者におすすめの練習曲

島人ぬ宝

BEGINの代表曲です。

BEGINが大好きという方は、テンポがそれほど速くない、このような曲からチャレンジしてみるといいでしょう。

歌をご存じの方は多いと思うので、弾き歌いができるかチャレンジしてみましょう。

安波節

優しいメロディーで初心者にも挑戦しやすい曲です。

沖縄民謡や古典音楽の入門曲として扱われることが多く、テンポもゆったりしています。

かな付けや勘所の位置などに注意しながら練習してみましょう。

安里屋ユンタ

沖縄の代表的な民謡で、沖縄観光で耳にすることが多い曲です。

リズムをキープして歌うことを身に付けるのに最適な一曲です。

勘所「五」「七」の位置がしっかり押さえられるか注意しながら練習してみましょう。

さらなるステップアップのために

上記の視点で選んだ曲で何曲か練習した後は、ぜひ自分の好きなように三線を楽しんでいきましょう。

三線の魅力は、初心者でも親しみやすい点と同時に、弾けば弾くほど新しい発見があり、奥の深さを感じられる点にあります。

基礎的な曲をマスターしたら、次のようなステップに進むことをおすすめします。

レパートリーを増やす

好きな曲をどんどん増やしていきましょう。

沖縄ポップスから民謡まで、様々なジャンルに挑戦することで、自分の好みや得意分野がみえてきます。

②さらに難易度の高い曲に挑戦

より難易度の高い曲やテンポの速い曲にもチャレンジしてみましょう。

課題曲の難易度を高くすることで、より技術を磨くことができます。

三線を楽しもう

三線を長く続けられる趣味として何よりも大切なのは、楽しむ気持ちです。

三線演奏の上達には時間がかかりますが、その過程も含めて楽しむことができれば、毎日の練習時間が特別な時間になります。

気分が乗らない日は無理せず、また弾きたくなった時に再開するくらいの気持ちで気楽に続けてみてください。

また、人前で演奏する機会を作ることも良いモチベーションになります。

最初は恥ずかしいかもしれませんが、演奏後はとても充実感があり、また新たな課題を発見することができます。

三線教室で学ぶメリット

より本格的に三線を学びたいと感じたら、三線教室に入ることをおすすめします。

独学では気づきにくい点も、教室の先生の専門的な視点から的確にフィードバックしてもらえます。

三線教室で学ぶ主リットには以下の3つが挙げられます。

演奏技術の効率的な習得 

三線教室ではどこができていて、どこが課題かを明確に指摘してもらえるのが大きな強みです。

自己流で身についた癖を早期に修正できるため、正しい技術が身につきます。

動画や教則本では気づかない細かな点まで指導してもらえます。

独学では学べない難曲も段階的に習得でき、効率よく深く学べます。

仲間との出会い:

教室では同じ三線という趣味を持つ仲間と出会うことができます。

お互いの演奏を聴き合い、刺激を受けることでモチベーションが維持できます。

先生だけでなく三線仲間にも気軽に疑問や相談ができる環境があります。

共に学ぶ仲間がいることで、練習が楽しく続けられる雰囲気が生まれます。

発表の機会:

多くの三線教室では定期的に発表会を開催しています。

人前で演奏するという具体的な目標があることで、練習がしやすくなります。「次の発表会で○○の曲を演奏する」といった明確な目標を設定することで、日々の練習に張り合いが生まれ、集中して取り組むことができるのです。

また人前で演奏する経験は、大きな自信と喜びにつながり、三線仲間とのきずなもぐっと深くなります。

まとめ

三線は、初心者でも比較的入門しやすい親しみやすさと、弾けば弾くほど楽しくなる楽器です。

初心者の方が最初に選ぶ曲は、「自分が好きな曲」と「テンポが速すぎない曲」この二つの条件をあわせもつ曲がおすすめです。

なかでも「島人ぬ宝」「安波節」「安里屋ユンタ」などの曲は、初心者でも取り組みやすいと思います。

基礎曲をマスターした後は、レパートリーを増やしたり、難しい曲に挑戦したりと、自分のペースで着実にステップアップしていきましょう。

三線上達の最大のポイントは「楽しむ気持ち」です。

焦って練習するよりも、自分のペースでコツコツ続けることが、長く三線を楽しめる秘訣になります。

もし「一人で練習していて本当にこれで合っているのかな?」「もっと効率よく上達したい」と感じているなら、三線教室での学習をご検討ください。

教室では正しい弾き方や難しい曲の習得など、独学では身につけにくい点をしっかり学べます。

また、同じ趣味を持つ仲間との出会いや、発表会での演奏体験も大きな魅力です。

ちなみに、当教室では初心者の方を対象とした体験レッスンを開催しております。

「三線を始めてみたいけれど、続けられるか不安…」という方は、まずは気軽に体験レッスンにお越しください。

皆様のお申し込みを心よりお待ちしております。

体験レッスン募集中!

三線にご興味をお持ちの方はぜひ一度当教室の体験レッスンにお越しくださいね!

お申し込みをお待ちしております。

体験レッスンの日程と会場はこちらです。ぜひお気軽にお申し込みください(^^)

京都教室

開催日:第1~4日曜日

会場;スタジオ・ハブ(京都市東山区大和大路通三条東入若松町399)

少人数制大阪なんば教室

開催日:第2・4火曜日

会場:なんばカルチャービル(大阪市浪速区難波中1-18-8)

鈴鹿教室

第1~4土曜日

会場;スズカト(三重県鈴鹿市住吉町 南谷口)

津教室

第1・3月曜日

会場:虹の夢津(三重県津市観音寺町152)

四日市教室

第1・3木曜日

会場:四日市市勤労者・市民交流センター(四日市市日永東1丁目2-25)

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