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スマホのチューナーアプリを使いこなそう!便利な場面と正しい使い方
スマホのチューナーアプリを使いこなそう!便利な場面と正しい使い方

はじめに
こんにちは。
三線教室の栗山です(*^^*)
三線の演奏前に、弦を正しい音程に合わせることは、基本中の基本です。
従来は専用のチューナーや調子笛を使用していましたが、スマートフォンの普及により、チューナーアプリという選択肢が生まれました。
今回は、チューナーアプリが特に便利な場面と、正しい使い方や注意点について詳しくお話しします。

三線チューナーアプリが活躍する4つの場面
1. メインの調弦ツールとして使用
最近では、チューナーアプリの精度が大幅に向上し、専用のチューナーと遜色ない性能を持つものが増えています。
スマートフォンは常に持ち歩くものなので、荷物を減らしたい方や、楽器ケースをシンプルにまとめたい方にとって、アプリをメインのチューナーとして使用する方も増えてきました。
ただし、アプリをメインとして使用する場合でも、それに依存しすぎることのリスクを考慮し、調子笛での調弦もできるようにしておくことをお勧めします。
チューナーの表示に頼らずに耳を鍛えることは、演奏中の微調整など、実際の演奏においても大きく役立ちます。
2. 調子笛忘れの緊急時対応
調弦には調子笛を愛用される方も多いと思います。
調子笛は軽量で電池もいらず、慣れている人には最も調弦しやすい道具ですが、うっかり忘れてしまったり、紛失してしまったりすることがあります。
練習場所に到着してから「調子笛がない!」と気づくことは、多くの演奏者が経験したことがあるのではないでしょうか。
そんな時、スマートフォンにチューナーアプリが入っていれば、すぐに正確な音程を確認できますよね。
ちなみに、私もついつい調子笛を忘れてしまうことがあるのですが、アプリに助けられたことが結構あるんですね。
また多くのチューナーアプリには、調子笛の代わりとして基準音を鳴らしてくれる機能も搭載されています。
この機能を使えば、耳でのチューニングも可能で、従来の調子笛と同様の使い方ができます。
3. 外出先・練習環境変化時のサポート
教室でのレッスン、外出先での練習、発表会など、普段の練習環境とは異なる場所で楽器を演奏する機会は意外と多いものです。
移動時の荷物を最小限に抑えたい場合や、急遽楽器を持参することになった場合でも、スマートフォンさえあれば、いつでもどこでも調弦ができます。
特に旅行先や野外での演奏など、普段とは異なる環境では、温度や湿度の変化で弦が狂いやすくなります。
そんな時こそ、手軽に使えるチューナーアプリが重宝します。
4. チューナー故障・電池切れ時のバックアップ
クリップチューナーの電池は、最も必要な時に限って切れているものです。
大切な演奏会の直前やコンクールの本番前など、重要な場面でチューナーが使えないと困りますよね。
スマートフォンのチューナーアプリは、そうした緊急事態における心強いバックアップとして機能します。
専用チューナーの故障、電池切れ、紛失といった様々なトラブルに対応できるため、常に安心感を持って演奏に臨むことができます。
チューナーアプリの正しい使い方
基本的な調弦手順
三線の最も基本となる調弦は「本調子」と呼ばれ、女弦(ミージル)を高いドに合わせた場合、中弦(ナカジル)がファ、男弦(ウージル)が低いドになります。
本来の調弦と同様に、女弦→中弦→男弦の順に音を合わせていきましょう。
調弦を行う際は、スマートフォンと適度な距離をとって音を出し、三線の音にアプリが反応する状態で調弦しましょう。
精度を高めるコツ
チューナーアプリの精度を最大限に活かすためには、弦を弾く強さを一定に保つことです。
三線の音が強すぎても弱すぎてもアプリは反応しません。
正しい調弦をするために、まずは正しい弾き方を習得しておくことが必要です。
チューナーアプリ使用時の注意点

チューナーアプリを使うときは次の3点に気をつけてくださいね。
静かな環境で使用する。
チューナーアプリは音を拾って判定するため、周囲の騒音や他の楽器の音、話し声などに反応してしまうことがあります。
できる限り静かな環境で使用しましょう。
耳での調弦も併用する
アプリに頼りすぎることなく、調子笛や基準音を使った耳での調弦も練習することが大切です。
なぜなら、耳で調弦する能力は単なる準備作業ではなく、演奏技術そのものの重要な一部だからです。
例えば、演奏の途中で弦が少し緩んでしまった時、耳が鍛えられていれば瞬時に音のズレに気づき、素早く調整することができます。
誰かと合わせる時は、三線の弦の音を聞こう
三線教室や演奏会で複数の三線で合奏する時は、チューナーの表示よりも、実際に耳で聞こえる音を大切にして調弦してください。
誰かと一緒に弾く時は「チューナーで正確な数値に合っているか」よりも「みんなで同じ音が出せているか」の方がずっと重要です。
ですから、一緒に演奏する人の三線の音をよく聞いて、その音に自分の三線の音を合わせるようにしましょう。
こうした力をつけるためにも調子笛や基準音をたよりに耳で調弦できる力をつけておくことをおすすめします。
まとめ
三線の演奏をするうえで調弦は最初にしっかりマスターしておきたい技術です。
調弦を行う上では、従来の専用チューナーや調子笛に加えて、スマートフォンのチューナーアプリが新たな選択肢として注目されています。
チューナーアプリは、メイン使用から緊急時のバックアップまで、4つの主要な活用場面で威力を発揮します。
特に、調子笛や専用チューナーを忘れた時、故障時のバックアップとして、チューナーアプリは演奏者にとって心強い味方となります。
ただし、アプリに依存しすぎることなく、調子笛での調弦技術も併せて身につけることで、演奏中の微調整や他の三線の音に合わせる、音のずれに気づきやすくなるなどのメリットがあります。
チューナーアプリを賢く活用しながら、どんな場面でも対応できる調弦の技術を磨いていくことが、三線演奏のレベルアップにつながるでしょう。
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