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【初心者必見】三線が弾けるようになる!3ステップ練習法【2025年版】

【初心者必見】三線が弾けるようになる!3ステップ練習法【2025年版】
こんにちは。
三線教室の栗山です(*^^*)
沖縄音楽の美しさに魅力を感じ、三線を始めたいと思っている方も多いでしょう。
しかし、「どのように上達していくのかな」「人前で演奏できるようになるまでどのくらいかかるのか」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃいますよね。
三線の上達には、実は3つのステップがあります。
まずは楽譜を見ながら弾けるようになること、次に楽譜なしで弾けるようになること、そして最後に人前で演奏できるようになることです。
本記事では、それぞれの段階でどんな練習をすれば良いか、どんなコツがあるかをわかりやすくお伝えします。
この道筋を知ることで、迷わず自信を持って練習することができるようになりますよ。

フェーズ1:譜面通りに弾く→先生の通り弾く
正確性を最優先に
まず最初は、譜面を見ながら正確に演奏することに集中します。
この段階では正確性を重視し、一音一音を丁寧に確認しながら練習していきます。
まず調弦や弾き方、勘所の押さえ方など基本技術を習得します。
その上で、工工四(くんくんしー)の読み方をしっかりと理解し、譜面を見て正確に弾くことを意識します。
練習の際は、正確な指使いができているか、勘所を押さえるときの指や左手の形が適切かどうかに特に注意を払ってください。
ゆっくりとしたテンポで構いません。
焦らずに一音一音を大切に演奏してください。
先生の演奏を真似る
譜面通りに弾けるようになってきたら、徐々に先生の演奏を真似して弾くことに重点を移していきます。
なぜなら、沖縄音楽には譜面だけでは表現しきれない微妙なニュアンスや感情表現があるからです。
先生の指使い、間、歌い方などを含めて観察し、そっくり真似をすることで、より生きた演奏の技法を身につけることができます。
譜面は備忘録に過ぎない
この過程で重要な気づきがあります。
それは、譜面は単なる備忘録に過ぎないということです。
譜面には音程やリズムの基本的な情報は記されていますが、沖縄音楽の真の魅力である感情表現や文化的なニュアンスは記されていません。
先生の演奏を真似ることで、譜面には書かれていない「間の取り方」「音の揺らぎ」「感情の込め方」といった要素を学ぶことができます。
これらは口伝で受け継がれてきた沖縄音楽の伝統的な学習方法であり、譜面だけに頼っていては決して習得できない技術です。
譜面通りに弾くことから始め、譜面には書ききれないことが多いことを学ぶというのが最初の段階で大切なことだと思います。
フェーズ2:譜面を見ずに弾く
暗譜とは何か
譜面通りに弾けるようになったら、次は譜面を見ずに演奏する段階(暗譜)に進みます。
この「暗譜(あんぷ)」とは、楽譜を見ないで演奏できるように曲を覚えることです。
暗譜することで曲を自分のものにすることができ、レパートリーを増やすことができます。
また、楽譜から目を離すことができるようになれば、演奏表現の幅が大きく広がります。
例えば、舞踊の伴奏で立方(踊り手)を見ながら合わせたり、前方を見て堂々と演奏したりすることができるようになります。
暗譜の方法
例えば、沖縄の古典音楽には「八・八・八・六」という基本的な歌詞の構成があります。この特徴を活かした効果的な覚え方をご紹介します。
実践例:かぎやで風節(かじゃでぃふうぶし)の場合
楽曲を歌詞のまとまりごとに4つの部分に分けて覚えます。「今日ぬ誇らしゃや」(八音)、「何にぢゃなたてぃる」(八音)、「蕾でぃうる花ぬ」(八音)、「露ちゃたぐとぅ」(六音)というように区切って、一つずつ順番に覚えていきます。
まず最初の部分を完全に覚えたら、次の部分を覚える。次の部分を覚えたら、最初から通して弾いてみる。
このように段階的につなげていくことで、無理なく全体を記憶することができます。
この覚え方は、曲の全体の構成がつかみやすく、暗譜に取り組みやすくなります。
最終的には、繰り返し練習を行って意識しなくても自然に指が動くところまでを目指します。
フェーズ3:人前で譜面を見ずに演奏する
緊張への対処法
人前での演奏では、技術的な能力だけでなく、緊張の中で普段の練習成果を発揮することの難しさを実感することができます。
まず小さな発表会から始めることをお勧めします。
教室のおさらい会や地域の小規模な演奏会などから経験を積むことで、徐々に人前での演奏に慣れていくことができます。
家族や友人の前での練習演奏も効果的です。
完璧を求めすぎず、人前で演奏することの楽しさや難しさを感じながら、少しずつ経験を重ねていくことが大切です。
独唱への挑戦が演奏力を飛躍的に向上させる
三線の正しい演奏技術が定着し、曲を暗譜できるようになったら、いよいよ人前での演奏に挑戦する段階です。
この時にぜひチャレンジしていただきたいのが「独唱」です。
つまり、みんなで歌うのではなく一人っきりで歌ってみることです。
なぜ独唱が重要なのか
一人で弾いてみると、普段は気づかなかった様々なことに気づきます。
「三線の音がしっかり出ているかな?」「遠くの人に声が届くかな?」「一定のテンポで弾けているかな?」といったことを、いつも以上に意識しなければなりません。
みんなで歌っているときには、ごまかせていることも、独唱ではすべて表に出てしまいます。
しかし、これが一番成長につながるのです。
すべて表に出るからこそ演奏した後、「こんなところがよかった!」「ここを直したらもっと良くなる!」「高音がよく出るね!」といった具体的なアドバイスをたくさんもらうことができます。
このようなフィードバックを通じて、演奏力を高めていくことができます。
まとめ
沖縄音楽の上達への道のりは、3つの明確なフェーズに分けることができます。
第一段階では、工工四を正確に読み取り譜面通りに弾けるようになることから始まります。
慣れてきたら、先生の演奏をそっくり真似することで沖縄音楽特有の表現技法を身につけていきます。
この時期に「譜面は備忘録に過ぎない」という重要な気づきを得ることができるでしょう。
第二段階では、譜面を見ずに演奏することを目指します。
歌詞構成を活用し、楽曲を小さな部分に分けて段階的に覚えることで、無理なく暗譜を定着させることができます。
第三段階では、人前での演奏に挑戦します。
特に独唱を通じて自分の技術や表現力の課題を明確にしていきます。
緊張の中でも普段の練習成果を発揮できるよう、小さな発表会から経験を積み重ねることが大切です。
三線練習の目標が立てにくい方は、この3つのステップを意識して、順序立てて進めてみてください。
焦らず一歩一歩進んでいけば、必ず自信をもっていい演奏ができるようになりますよ。
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