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三線の弾き方|音と音をつなげるための3つのコツ【初心者向け】

こんにちは。栗山新也沖縄三線教室の栗山です(*^^*)
今日は、三線を始めたばかりの方にぜひ意識してほしい音と音のつなげ方についてお話しします。
勘所の音は合っているのに、なんだか演奏がスムーズに聞こえない……。
そんな経験はありませんか?
三線教室に通い始めて半年から1年ほど経つと、勘所を正しく押さえることには少しずつ慣れてきます。でも「音は合っているはずなのに、先生の演奏と何かが違う」と感じる瞬間が出てきます。
その「何かが違う」の正体が、今回お話しする音のつながりです。
この記事では、レッスンの現場でよくある「音の途切れ」の原因と、それを改善するための3つのコツをお伝えします。
三線の音が途切れてしまう原因とは
先日のレッスンでの出来事です。
三線を始めて1~3年ほどの生徒さんが中心のクラスで、皆さんの演奏を聴いていました。
勘所の音はしっかり合っています。一つひとつの音を聴けば、きちんと正しいポジションを押さえられている。でもよく聴いてみると、音と音の間にすき間があり、一つひとつの音が単独で「ポツ、ポツ」と鳴っている状態になっていました。
たとえるなら、正しい音を「点」で出せてはいるけれど、それが「線」としてつながっていない状態です。
三線が弾けるようになるためには、まず勘所の正しい押さえ方を身につけることが第一段階です。これは三線を習い始めた皆さんが最初に取り組む、とても大切な基本です。
そしてその次の段階として、勘所から勘所へと音をつなげる練習が必要になります。この「つなげる」意識を持てるかどうかが、初心者からの次のステップに進むカギになります。
ではどうすれば音をつなげられるのか。ここから3つのコツを順番にお伝えしていきます。
コツ①:前の指をぎりぎりまで放さない
音が途切れてしまう一番大きな原因は、勘所から勘所へと左手を運ぶときに、直前に押さえていた指をすぐに放してしまうことにあります。
指を放した瞬間、弦の振動が途切れます。そして次の勘所を押さえるまでのわずかな時間に「無音」の瞬間が生まれてしまう。これが音のプツプツの正体です。
改善のポイントはシンプルです。
直前に押さえていた指を、なるべくぎりぎりまで放さないようにする。
次の勘所に指が到達する直前まで、前の指はしっかり弦を押さえたままにしておく。こうすることで、前の音と次の音の間にすき間が生まれにくくなります。
最初は意識してもなかなかうまくいかないかもしれません。でもこの練習を続けていくと、少しずつ音のプツプツが減っていくのを実感できるはずです。
レッスンでは「なるべく長く押さえていてくださいね」とお伝えすることがありますが、まさにこのことを指しています。
コツ②:次の勘所では指の形をリセットする
コツ①を意識して「ぎりぎりまで放さない」練習をしていると、今度は別の問題が出てきます。
次の勘所に移ったときに、前の指の形に引きずられてポジションがずれてしまうのです。
ひとつひとつの勘所は正しく押さえられるのに、順番に弾くとだんだんずれてしまう……。これは三線を始めたばかりの方なら、ほぼ全員が経験することだと思います。私の教室でも、この段階でつまずく方はとても多いです。
なぜこれが起きるかというと、前の勘所を押さえていた指の形や力の入れ方が残ったまま、次の勘所に移ってしまうからです。前の形の「残像」に引きずられて、本来あるべきポジションから微妙にずれてしまうわけですね。
解決策は、次の勘所を押さえるときに、前の勘所の指の形をいったんリセットすることです。
具体的には、次の勘所に移る瞬間に「前の形はもう終わり」と気持ちを切り替えて、次の勘所の基本の押さえ方をあらためてつくり直す。頭の中で「リセット」と唱えてもいいくらいです。
前の形に引きずられず、その都度正しい形を意識してつくる。これによって、正しい押さえ方から正しい押さえ方へと、形を崩さずに移行できるようになります。
コツ①の「ぎりぎりまで放さない」と、コツ②の「次は必ずリセット」。この2つは一見矛盾するようにも見えますが、両方をバランスよく意識することが大切です。最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し練習するうちに体が自然に覚えていきます。
コツ③:音の強弱(メリハリ)をつける
左手のコツを2つお伝えしましたが、音のつながりをつくるためにもうひとつ重要な要素があります。
それが音の強弱のメリハリです。これは右手、つまりバチの使い方に関わるコツです。
工工四(くんくんしー)を見ると、小さい文字で書かれた箇所があります。これは「小弾(くばんち/くーばんち)」と呼ばれ、大きい字で書かれた音よりも小さい音量で弾く箇所です。

すべての音を同じ音量で弾いてしまうと、演奏が平坦に聞こえてしまいます。逆に、大きい音と小さい音のメリハリがしっかりついていると、音と音の間に自然な流れが生まれて、演奏全体がつながって聞こえるようになります。
音をできるだけ引き伸ばしながら、さらに強弱もつけるのは、なかなか難しいものです。左手と右手で別々のことを同時にやるわけですから、慣れるまでは大変だと感じるのは当然です。
ここでカギとなるのがバチのおろし方です。
小弾の箇所では、他の箇所よりもバチをやさしくおろします。力を抜いて、弦にそっと触れるようなイメージです。
反対に、しっかり鳴らしたい箇所ではバチをしっかりおろす。この「やさしく」と「しっかり」のコントラストが、音のメリハリをつくります。
強弱がしっかりつけられるようになると、前後の音がメリハリのついた形で自然につながっていきます。
独学と教室で学ぶ違い
ここまで3つのコツをお伝えしてきましたが、正直なところ、これらのコツは文章で読んだだけでは「なんとなくわかるけど、実際にどうやればいいのかわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
それは当然のことだと思います。
「ぎりぎりまで放さない」の「ぎりぎり」はどのくらいなのか。「リセットする」とは具体的にどういう感覚なのか。「やさしくおろす」のやさしさの加減はどの程度なのか。
これらは実際に先生の手元を見て、音を聴いて、その場で自分の弾き方を修正してもらうことで初めて身につくものです。
私が教室でレッスンをしていて感じるのは、目の前で「こうですよ」と弾いて見せた瞬間に「あっ、そういうことか!」と生徒さんの表情が変わる場面がたくさんあるということです。文字や動画では伝えきれない、微妙なニュアンスの部分こそ、対面のレッスンで学ぶ価値があると感じています。
まとめ
今回は、三線の弾き方で初心者の方がつまずきやすい「音の途切れ」を改善するための3つのコツをお伝えしました。
① 前の指をぎりぎりまで放さない(音のすき間をなくす)
② 次の勘所では指の形をリセットする(ポジションのずれを防ぐ)
③ バチのおろし方で音の強弱をつける(メリハリで音をつなげる)
どれもレッスンの中ですぐに意識できることばかりです。一度にすべてを完璧にする必要はありません。まずはどれかひとつ、気になったコツから試してみてください。
ぜひ普段のレッスンの中で、先生の弾き方をよく見ながら実践してみてくださいね。
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