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沖縄音楽の話 2022.04.16

【ちむどんどんで話題】「唐船(とうしん)ドーイ」など劇中で歌われた三線音楽を解説

 

こんにちは。

 

三線教室の栗山です。

 

2022年4月からスタートしたNHKの朝ドラ「ちむどんどん」では、大森南朋(おおもりなお)さん演じる主人公の父・比嘉賢三(ひがけんぞう)が三線弾く場面が何度かありましたね。

 

また予告編では上白石萌歌(かみしらいしもか)さん演じる比嘉歌子(ひがうたこ)が三線を手に歌うシーンがありました。

 

そこで今回のブログでは、「ちむどんどん」の劇中に使用された三線音楽を3曲ご紹介したいと思います。

 

ドラマを見る際の参考として、また沖縄音楽への理解を深めるためにお読みいただければ幸いです!

 

唐船(とうしん)ドーイ

 

 

「唐船ドーイ」

 

唐船ドーイさんてえまん 

いっさん走えーならんしや

(ユイヤナ)若狭町村ぬ瀬那覇ぬタンメー(ハイヤセンスルユイヤナ)

 

<意味> 唐船が帰ったぞ、と言っても 駆け出してこないのは、若狭村の瀬名波のおじいさんだけ

 

 

 

早弾きで演奏されるエイサーやカチャーシーの定番曲。三線初心者にとっては「唐船ドーイ」が弾けるようになりたい!と憧れの楽曲の一つとなっています。

 

唐船(琉球から進貢のために中国に渡った船)が帰ってきたことを知らせた歌で、昔の船旅はたいへん危険だったため、唐船が帰ってくると那覇の街は大騒ぎだったそう。その情景を歌った曲です。

 

てぃんさぐぬ花

 

「てぃんさぐぬ花」

 

てぃんさぐぬ花や  

爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ 

親(うや)ぬゆしぐとぅや 

肝(ちむ)に染みり

 

<意味> ホウセンカの花は 爪先に染めましょう

親の教えは心に染めましょう

 

 

沖縄のわらべ歌、教訓歌の代表曲です。

 

「てぃんさぐぬ花」とはホウセンカのことです。

 

昔はホウセンカの花をすりつぶしてマニキュア代わりにしていたといいます。

 

ホウセンカの赤い花が爪先を染めるように、親の教えを肝に銘じることの大切さが歌われています。

 

芭蕉布

 

「芭蕉布」

海の青さに 空の青

南の風に 緑葉の

芭蕉は情に 手を招く

常夏の国

我した島沖縄

 

 

作詞:吉川安一、作曲:普久原恒勇。1965年作。

 

沖縄県の特産品である布織物・芭蕉布を題材とした曲です。

 

沖縄のラジオ番組でハワイ二世のクララ新川さんが歌い沖縄でヒット。

 

その後、NHK「名曲アルバム」で放映され、全国的に愛唱されるようになりました。

 

※【ちむどんどんで話題】沖縄三線を始めるべき3つの理由を解説│京都の教室も紹介

 

 

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