三線を習いたい方へ|独学の限界を感じる人のための教室の選び方
はじめに
こんにちは。
三線教室の栗山です(*^^*)
「YouTubeを見て練習しているけれど、本当にこの弾き方で合っているのかな…」
「独学で長年練習してきたけど、クセがついていないかな…」
こんなふうに三線の独学に不安や行き詰まりを感じていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
実は、このような悩みは、正しい指導があれば解決できるものなんですね。
私の教室でも、独学から教室に通い始めた生徒さんが、基礎・基本を身につけて上達することがよくあるんです。
その理由は、演奏の姿勢、勘所の押さえ方、三線の弾き方など、講師の直接の指導があってこそ身につくものが数多くあるんです。
そこで今回は、三線教室でより確実に上達したい方に向けて、教室選びのポイントと具体的な準備まで、詳しくご説明していきますね。
三線教室で習うメリット
1. 講師によるその場での細かな修正
独学されている方の多くが、正しい演奏方法がわからず不安を感じているようです。
例えば、サークルなどで三線を趣味で弾いている方が当教室に入会されると、「一から学び直したい」とおっしゃることが多いんですよね。
三線には、実際に指導を受けないとわからない大切なポイントがたくさんあります。
例えば、演奏の姿勢、勘所の押さえ方、三線の弾き方は、講師がその場で手本を示し、修正すべきところをフィードバックすることで初めて身につくものです。
何となくできたらいいのであれば、独学でもいいかもしれません。
でもおすすめできないのは、そうした何となく学んだことが独特のクセになり、上達を妨げてしまうからです。
一つ一つの動作を丁寧に確認し、その場で修正できることが、教室で学ぶメリットだといえますね。
2. 生徒同士の交流から生まれる気づき
もう一つの大きなメリットは、同じ目標を持つ仲間との出会いです。
当教室で長年指導する中で、様々な経験を持つ生徒さんどうしが交流することが新しい学びや気づきが生まれることを実感しています。
「この曲のこの部分はこう弾くといいよ」「私はここでつまずいたけど、こうしたら上手くいったよ」といった情報交換は、独学では得られない貴重な学びです。
生徒さんの中には、沖縄音楽のライブや演奏会に足を運ばれている方も多いんです。
そういった情報交換も含めて三線がより豊かに楽しくなりますよ。
沖縄三線教室の選び方│5つのポイント
三線教室に初めて通う方は、どのように教室を選べばよいか難しいですよね。
何を重視するかは人によって異なりますが、以下のポイントをおさえて選べば大丈夫です。
習いたい三線ジャンル
沖縄三線のジャンルには、
・沖縄ポップス
・沖縄民謡
・琉球古典音楽
・八重山民謡
・宮古民謡
…など様々なジャンルがあります。
「この曲弾きたい!」という希望がはっきりしている場合は、その曲のジャンルを教えている先生のもとで習うのが良いでしょう。
また例えば、「親しみやすいポップスからはじめ、徐々に伝統的な歌を学んでいきたい…」といったような計画があれば事前に先生に相談し、その教室で実現できるか確認してみても良いですね。
なお当教室の場合、最初やりたいと思っていたジャンルとは別のジャンルに夢中になっていった生徒さんも少なからずいらっしゃいます。
ジャンルには先入観をもちすぎずに「やってみて考える」スタイルでも良いかもしれませんね。
教室の雰囲気
厳格な格式ある教室と、ゆるやかな雰囲気の教室とがあります。またそのどちらも兼ね備えた教室もあるでしょう。
上達を目指したいのか、上達よりも親睦重視か、をしっかりイメージしておくとよいと思います。
私自身の経験でお話しさせていただくと、生徒の皆さんは周りの方の意欲や雰囲気にけっこう影響を受けられますね。
体験レッスンや見学などを通じて、自分に合いそうかどうか実際の目で見て確認してみてください。
稽古の形態(個人・グループ・オンライン)
個人レッスン、グループレッスン、オンラインレッスンがあります。
・ご自身の目標を明確にしたうえで、その目標が達成できるかレッスン形態か
・実際に自分が上達できそうなレッスン形態か
…などを検討して選択すると良いでしょう。
通いやすさ
交通の便・曜日や時間が合うかどうかを検討してみましょう。
長く楽しむためには、通いやすさも大切な要素になると思います。
先生との相性
先生には、演奏の技術だけでなく
・教え方の上手さ
・やさしさ
・熱意
・音楽の歴史や背景についての知識
・実績
…などなど、様々なことを求めてしまいますよね。
ですが、どれだけ自分が希望する条件を満たしていても、先生との相性が良くないとなかなか続かないものです。
三線の先生といってもタイプはさまざま。上達するように厳しく指導する先生もいれば、楽しく学べるように穏やかな雰囲気でレッスンを進める先生もいます。
またクラスによって、生徒さんの表情を見て、しっかり生徒さんに寄り添ったレッスンをしてくださる方もいらっしゃるでしょう。
まずはどんな目的で三線を習うのかを明確にすることが大切です。
そして目的に合った先生の中から体験レッスンを受けてみて相性が良いと感じられる先生を選ぶと、より長く・楽しく学べるはずです。
教室の探し方・準備物・上達の目安
次に三線教室の探し方、準備物、上達の目安をお伝えしますね。
お近くの三線教室を探すには、インターネットで、お住まいの市町村または都道府県名と「三線教室」というキーワードを一緒に検索してみてください。
ただし三線教室は、関東・関西どの都市部に集中しているんですね。
私が住んでいる三重県にも当教室以外にほとんど三線教室がありません。
近くに教室がない場合は、オンラインレッスンという選択肢もありますよ。
教室の種類
インターネットで「三線教室」と検索すると、様々な教室が表示されます。
おもに、
・個人の先生が運営している教室
・カルチャーセンターの中の講座
・楽器店が運営している教室
などがたくさん出てくるのではないでしょうか。
初心者の方が教室を探す場合は、初心者クラスや、初心者レッスンがあるかどうかを確認しておくと安心です。
また体験レッスンがある教室では、実際にレッスン内容や雰囲気を確かめることができるのでおすすめです。
用意が必要なもの
三線を始めるうえで、準備しておきたいものを挙げてみます。
・三線
・三線ケース
・バチ(爪)
・ウマ(駒)
・弦
・チューナー
・調子笛
・工工四(三線演奏に使用する楽譜のこと)
たくさんありますよね。
なお、
・ウマ(駒)
・弦
は購入した三線についてはいますが、消耗品のため予備を買っておくと安心です。
また、
・チューナー
・調子笛
はどちらも調弦(チューニング)を手助けしてくれる道具です。どちらかひとつあれば調弦ができますが、両方使えるように練習すると良いと思います。
知識のないうちにインターネットなどで小物を見つけて買っても、間違ったものを購入してしまえば使い物になりません。
あせって購入せず、購入を決める前に必ず先生や三線店の職人さんに相談することをおすすめします。
落ち着いて、手順を踏んで揃えていきましょう。
稽古の頻度・上達までにかかる時間
稽古の頻度は
・週に1回
・月に2回
・月に1回
…など教室によって様々です。
稽古に通えるかどうか、そして稽古までに自宅で練習できるかなども考えておくとよいですね。
上達までにかかる時間は、曲をどこまで仕上げるかによって大きく異なります。
「せっかくやるからには課題曲を暗譜(楽譜を覚えて弾くこと)し、演奏の完成度も高くしたい」
「とりあえず譜面をみながら間違えずに弾けるようになりたい」
など、ご自身の中で目標設定をしたうえで教室で実際に体感していただくことをおすすめします。
おわりに:体験レッスンに参加して三線教室を決めよう
三線を習いたい方にとって、教室選びは大切な第一歩です!
まずは体験レッスンを受けてみることから始めてみてくださいね。
実際にレッスンを体験することで、その教室が自分に合っているかどうかがわかるはずです。
もし三線に興味をお持ちでしたら、ぜひ当教室の体験レッスンにもお越しください。
「三線が弾けるようになりたい」という皆さんの想いを大切に、しっかりサポートさせていただきますね。
体験レッスン好評受付中!~各教室 毎月3名様限定~
当教室では各教室毎月3名限定で体験レッスンを募集しております!!
「興味はあるけど、どうしようかなあ…」とお悩みの方も、まずは三線に触れてみる、沖縄気分を味わってみるという感覚でいらしていただければと思います。
お気軽にお申し込みくださいね!
●開催日程
京都教室:第2・4日曜日10:00~11:00
鈴鹿教室:第1・3日曜日13:00~14:00
●会場
京都教室:スタジオ・ハブ(京都市東山区大和大路通三条東入若松町399)
鈴鹿教室:スズカト(三重県鈴鹿市住吉町 南谷口)
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