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ピックアップ 沖縄音楽の話 2024.11.10

三線の弦交換時期の目安について解説します

 

三線の弦交換の目安について解説します

 

こんにちは。

 

三線教室の栗山です(*^^*)

 

レッスンの中で、「三線の弦はいつ交換すればいいですか?」というご質問をいただくことがあります。

 

たしかに、何年も同じ弦を張ったまま使用できてしまうこともありますし、一方で、練習中に急に弦が切れることもありますよね。

 

そこで今回は、三線の弦交換の目安について、詳しく説明していきますね。

 

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弦を交換することの大切さ

 

三線の良い音色を保つためには、適切なタイミングで弦を交換する必要があります。

 

弦は使い続けることで劣化していき、その劣化を放置すると、音が悪くなり、演奏中に突然が切れてしまうことにもつながります。

 

三線教室や自宅だけで三線を弾くという方は、弦が新鮮であることの重要性をそれほど感じないかもしれません。

 

ですが、人前で演奏する機会がある場合には、弦の状態をしっかり管理して、よりよい楽器の状態を保つことが必要ですよ。

 

弦交換が必要な3つのケース

 

では、弦の交換が必要なタイミングを3つご紹介したいと思います。

 

まず一つ目は、弦の劣化が目に見えて確認できる場合です。

 

・弦がほつれてきた

・バチが当たる部分が細くなってきた

 

このような状態は弦が劣化してきた証拠。

 

弦が切れる前に交換することをおすすめします。

 

二つ目は、演奏会や発表会を控えているケースです。

 

本番の3~4週間前には新しい弦に交換することをお勧めします。

 

演奏会や発表会の本番ではなく、少し前から交換する理由は、新品の弦が馴染むまでに時間がかかるためです。

 

新しい弦を張ったばかりの時期は、調弦(チューニング)が安定しにくく、演奏中に音が変化しやすくなります。

 

三つ目は、年に1回程度の定期メンテナンスのタイミングです。

 

私は三線店で年に一度、定期的にメンテナンスを行うことを推奨しています。

 

その時にあわせて弦交換を行い、カラクイや胴皮の状態なども同時にチェックしてもらいます。

 

一年に一度交換すれば、音の劣化をおさえられ、突然弦が切れることも少なくなります。

 

またプロの目による点検は、三線のコンディションを維持するのにとても有効です。

 

おわりに

 

三線の弦の交換は、楽器を良い状態で保つための大切なメンテナンスの一つです。

 

自宅での練習や三線教室のレッスンで三線を弾くときには、弦の状態もあわせて確認してくださいね。

 

また三線店で弦とともに楽器全体も点検してもらうと、より安心ですよ。

 

今回のブログが、皆さんの三線ライフのお役に立てたら嬉しいです(*^^*)

 

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