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沖縄音楽の話 鈴鹿教室 2020.10.04

【沖縄音楽の歌詞】「仲風」ってなんのことだろう?

「仲風」ってなんのことだろう?

 

こんにちは(^^)/

 

三線教室の栗山です♪

 

昨日は鈴鹿教室でした!!

 

9時からの古典音楽のクラスでは「仲風節」という曲にチャレンジ!

 

「仲風節」は出だしの高音が特徴的で、独唱(一人で歌うこと)で歌われることが多い古典音楽の難曲の一つです。

 

「仲風節」の歌詞は次のようになっています。

 

↓↓

 

「仲風節(なかふうぶし)」

誠一つの

(マクトゥフィトゥツィヌ:7音)

浮世さめ

(ウチユサミ:5音)

のよでい言葉の

(ヌユディイクトゥバヌ:8音)

あはぬおきゆが

(アワンウチュガ:6音)

歌意:この世は誠一つの世の中だ。どうして言葉が合わないということがあろうか。

 

以前のブログで琉歌の音数は、

8・8・8・6音

とお伝えしましたね。

 

※【沖縄音楽の歌詞】琉歌のリズムは8・8・8・6

 

「仲風節」は、

その琉歌調8・6音と、

和歌調の5・7音を折衷した

歌詞の形式になっています(^^)/

 

このような歌詞の形式を

「仲風」

といいます(^^)/

 

様々な文化の要素をしなやかに取り入れながら、独自の文化を築き上げてきた沖縄文化の特徴がよくでていますね!!

 

こちらもぜひあわせてお読みください↓↓

 

※【沖縄音楽の歌詞】口説(くどぅち)は七五調