こんにちは!
三線教室の栗山です(*^^*)
今回のブログでは、「練習用の三線は必要ですか?」とのご質問にお答えしたいと思います!
※三線についての質問にお答えします~製作、普及、選び方のコツ~
練習用の三線とは?
「練習用の三線」とは、本番用とは異なり、練習の時にだけ用いる三線のことです。
三線を複数お持ちの方の中には、「これは本番用」「これは練習用」と役割を決めている方もいらっしゃるでしょう。
本皮を張った三線は本番用、強化張りや人口皮の三線は練習用など、胴の状態によって使い分ける、また三線を新調したときに、それまで使用していた三線を練習用にまわすなど様々なケースがあります。
練習用三線を弾くときの注意点
本番用の三線と練習用の三線を使い分けることは、本番用の三線の消耗を減らすなどの効果がありますが、一方で注意点もあります。
①三線のクオリティの違いによる弾き方への影響
一つ目は、本番用の三線と練習用の三線のクオリティが大きく異なる場合、演奏するときの感覚に大きな影響を及ぼすことです。
例えば、人口皮の入門用の三線と、本皮を張った本格的な三線とでは、良い音を引き出すための弾き方が大きく異なります。
練習用の三線の弾き方に一度慣れてしまうと、いざ本番用の良い三線で演奏する時に弾き方の感覚が取り戻せなくなってしまいます。
②練習のモチベーションが下がる
二つ目も、本番用の三線と練習用の三線のクオリティが大きく異なる場合ですが、練習のモチベーションが下がってしまうことが挙げられます。
音や弾き心地が悪い三線を使うと、せっかくの練習が楽しくなくなってしまいます。
練習でもできれば良い音で弾きたいですよね。
練習用三線を弾くときのアドバイス
以下では、練習用三線を使用する時のアドバイスをしたいと思います。
①練習用に使う三線のクオリティに気を付ける
本番用の三線と練習用の三線を分ける場合は、そのクオリティの違いに注意しましょう。
一丁一丁の三線には、それぞれ最もふさわしい弾き方があります。
練習用の三線の弾いた時の感覚は本番用と同じではありません。
本番用と練習用とであまりにもクオリティに違いがある場合は、演奏するときの感覚が大きく異なってしまうので注意してくださいね。
また、たとえ練習用であっても音や弾き心地が悪い三線を使うと、練習が楽しくなくなってしまいます。
練習用の三線には、ある程度質が高い三線を使用することをおススメします!
②無理して本番用と練習用を分けなくて良い
本番と練習とで使用する三線を分けるのは、いくつかのデメリットがあります。
こうしたことを避けるため、そもそも本番用と練習用をわけず、本番用の三線を練習でも使用する方法で問題はないと思います。
もし練習用と本番用の三線を分ける場合は、一丁一丁三線の質が違うことを理解したうえで、弾き分けてくださいね!
以上、今回のブログでは、「練習用の三線は必要ですか?」というご質問にお答えしました。
ご参考になれば幸いです!
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