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ピックアップ 沖縄音楽の話 2022.01.20

【三線演奏のコツ】「声出」と「声切」は体感的に覚えよう

 

こんにちは。

 

三線教室の栗山です。

 

さてみなさんはこちらの記号をご存じでしょうか。

 

 

 

拡大してみますね▽

 

最初の丸の記号は、歌い始める(声を出す)位置を示す「声出(こえだし)」

 

 

次の四角の記号は、歌い終わる(声を切る)位置を示す「声切(こえきり)」と呼んでいます。

 

 

 

沖縄音楽の曲のほとんどには歌があります。

 

前奏(前歌持ち)から始まり、歌がはじまる位置に「声出」の記号。そして歌が切れる「声切」の位置まで歌が続きます。「声切」で一度歌が切れたら三線だけの間奏(中歌持ち)となり、再び「声出」→「声切」…と続いていきます。

 

今回のブログでは、この「声出」「声切」の注意点についてお伝えしますね。

 

「声出」「声切」の位置は体で覚えよう

 

「声出」「声切」の指定通りの位置で歌いだし、歌い終えることは、楽譜を見ながらであれば、それほど難しいことではありません。

 

三線を弾く場所と記号の位置を照らし合わせながら、先生の見本どおり弾けば、ある程度感覚をつかむことができると思います。

 

ですが暗譜(楽譜を覚えて演奏すること)で弾くとなると、これがなかなかむずかしいんですよね…。

 

三線経験者なら暗譜で演奏したとき歌いだすタイミングが遅れたり、声を切るところで歌を続けてしまったことを一度は経験されているのではないでしょうか。

 

これは「声出」「声切」の位置を「見て理解している」段階にとどまっているからで、実は歌を覚えられていないということなんですね。

 

実際に演奏するときは、「ここで歌い出す」とか「ここで声を切る」とか考えている余裕はあまりないとおもいます。

 

ですので「声出」「声切」はできるだけ体感的に覚え、適切な位置で自然に声を出し、声を切れるようになるまで練習していただくと良いですね。

 

そのためには対面で先生と何度も歌い、一緒に歌い出し、一緒に歌を切る経験を積むことが効果的です。

 

「声切」のぎりぎりまでしっかり声を出そう

 

もうひとつの注意すべき点は、「声切」のギリギリまで声がしっかり出ているかどうかです。

 

「声出」の位置では良い声が出ていたのに、しだいに息が苦しくなって声を切る位置まで歌が続かなかった…こんな経験はありませんか?

 

歌三線では、声を出し始めてから声が切れるまで、息切れすることなく安定して声をのばすことが大切です。

 

そのためには歌うときに息を上手にコントロールする必要があります。

 

歌い出す前に必ず息を整え、声を出すときや歌詞を発音するときに吐きすぎないように練習しましょう。とくに「声出」の位置では力が入りやすいので注意です。

 

「声出」から「声切」まで一息で歌いきれない場合には、無理して歌を続けようとせず、途中で息継ぎをしましょう。

 

様々曲を学ぶ中で少しずつ息づかいを習得し、しだいに一息で歌えるようになっていきます。

 

以上、今回のブログでは「声出」「声切」の注意点についてお伝えしました。ぜひ皆さんの三線ライフにお役立ていただけたら嬉しいです!!

 

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