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沖縄音楽の話 2019.12.05

【三線演奏のお悩み解決】三線の音がプツプツきれてしまいます…

 

 

「三線の音がプツプツきれてしまいます…」

 

これは三線に入門されたばかりの方に共通するお悩みです。

 

一音一音が短く、音がしっかり伸びていない状態です。

 

当教室ではこのようなお悩みをレッスンの中でたくさん解決してきました。

 

今日はその原因と対策について書いてみようと思います。

 

左手

 

まず三線の勘所をおさえる左手についてです。

 

音が短くプツプツ切れてしまう大きな原因の一つは、勘所から勘所へと左手を運ぶ際に、直前に勘所をおさえていた指をすぐ放してしまう点にあります。

 

左手でおさえている間は音が鳴っていますが、放してしまえば音は切れてしまいます。

 

習い始めの頃は「次の勘所の手を早く準備しなければ」と、指の運びを早とちりしてしまう傾向があります。

 

そこでレッスンでは、

 

・直前におさえていた指をなるべくぎりぎりまで放さないようにすること

 

・次の勘所をおさえる際にしっかりと基本通りのおさえ方ができること

 

以上のようなポイントに注意して指導しています。

 

※なおレッスンでは勘所シールは使用せず、正しく三線の勘所をおさえるための左手の形のつくりかたを時間をかけて教えています♪

 

右手

音が短くプツプツ切れてしまう大きな原因のもう一つは、右手です。

 

バチが弦にしっかりあたっていないので、そもそも音がでていない場合が多いのです。

 

まずは右手を適切な位置から上から下におろして弦を弾き、はっきりと音を出す必要があります。

 

また三線を演奏する際の姿勢や構えた時の三線の位置を改めて見直し、右手で弾奏をしやすい状態をつくることも大切です。

 

多くの場合、一音ずつ弾いてもらうと、しっかりと良い音がだせます。

 

続けて弾く場合にも、一音ずつ弾くときの基本のバチ運びを思い出していただくことで改善することができます(^^)/

 

当教室ではこのような課題に丁寧に時間をかけて取り組み、基礎的な演奏技術の定着を目指しています♪

 

演奏の仕方についての記事はこちら▽

 

※三線の弾き方のコツ~三線(棹)の持ち方に気を付けよう!~

 

※三線が弾きにくい→三線の胴と体との距離をみなおそう♪

 

※「勘所(かんどころ)」…どうやって学ぶ??

 

※調弦が苦手な人へのアドバイス