はじめに
こんにちは!
三線教室の栗山です(*^^*)
三線の学び方には、大きく分けて次の二つがあります。
一つは教室で先生について習う方法、もう一つは教則本や動画などを見て独学で学ぶ方法です。
私自身は、沖縄の三線教室(沖縄では教室のことを「研究所」と呼んでいます)で先生について学びました。
その経験から、それぞれの学び方にどんな特徴があるのか、また教室で学ぶことでどんな気づきがあるのか、詳しくお話ししていきたいと思います。
これから三線を始めようと考えている方の参考になれば嬉しいです。
三線学習の二つの道
まずは、教室での学びと独学での学びの特徴について、お話ししていきたいと思います。
教室での学び
教室での学びの大きな特徴は、経験豊富な先生から直接指導を受けられることです。
先生のもとで学ぶことで、基礎から応用まで順を追って体系的に学習を進めることができます。
また、自分の演奏について、その場でフィードバックをいただけるため、安心して練習を進めることできます。
そして教室ならではの魅力が、同じ思いを持つ仲間との出会いです。
一緒に練習することで、お互いに刺激し合いながら上達することができるんです。
仲間の演奏を聴くことで新しい気づきが生まれたり、悩みを共有することで解決のヒントが見つかったりすることもあるんですね。
独学での学び
一方で独学にも、教室とは違った魅力があります。教則本やオンライン教材を活用して、自分のペースで練習を進められるんです。
特に仕事や家事で忙しい方にとって、時間や場所を気にせず練習できることは大きな利点ですよね。
また最近では、YouTubeなどで様々な演奏者の演奏動画を見ることができるようになりました。
それぞれの演奏者の歌に触れて自分の演奏の参考にすることもできます。
教室に通うことが難しい環境にいても、こうした教材を上手に活用することで、三線の世界を楽しむことができるんです。
独学者が増えている
ここまで教室での学びと独学での学びの特徴をお話ししてきました。
実は京都や三重で教室を開くようになってから、とても興味深い発見がありました。
それは、教則本や動画を使って独学で三線を楽しんでいる方が、想像以上に多いということなんです。
独学を選ばれた理由をお聞きすると、やはり近くに教室がないというケースが多くありました。
でも、それだけではないんです。1990年代半ばに「島唄」がヒットし、続いて2000年前後に沖縄ブームが起きたことで、自分でも三線を弾いてみたいという方が急増したんですね。
この時期をきっかけに、多くの方が三線を始められ、今でも熱心に練習を続けていらっしゃいます。
三線の裾野がこんなにも広がっていることに、教える立場として嬉しく思っています。
教室で学ぶ最大の特徴:「声」を磨く
しかし私は、可能であれば教室で学ぶことをおすすめしたいと思っています。
教室で学ぶことと独学との最も大きな違いは、「声」の習得にあるからです。
私の師匠がよく話していたのは、「若いうちの歌い込みが大切」ということでした。
声を作るための基礎として、先生のもとでとにかくたくさん歌うことが重要なんですね。
先生について練習を重ねていくと、声に変化が現れてきます。声がしだいに安定してきて、やわらかく、しなやかになっていきます。
そして自然と、先生の声に近づいていくんですね。
沖縄三線は楽器であると同時に、歌の文化です。
この自分の声が磨かれていく過程を、ぜひ教室で体験していただきたいと思います。
以上、今回のブログでは、教室と独学、それぞれの学び方のメリットと特徴についてお話ししました。
今回のブログが皆さんの三線ライフのお役に立てたら嬉しいです(*^^*)
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「興味はあるけど、どうしようかなあ…」とお悩みの方も、まずは三線に触れてみる、沖縄気分を味わってみるという感覚でいらしていただければと思います。
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●開催日程
京都教室:第2・4日曜日:10:00~11:00
鈴鹿教室:第1・3土曜日:13:00~14:00
●会場
京都教室:スタジオ・ハブ(京都市東山区大和大路通三条東入若松町399)
鈴鹿教室:スズカト(三重県鈴鹿市住吉町 南谷口)
電話受付;090-6083-8357〈受付時間〉9:00~19:00
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